札幌銀巴里のオーナー浅川浩二氏。
心から、尊敬いたします。
銀座の銀巴里(1951年開店)は、1990年に幕を閉じたが、
その灯はここ札幌に受け継がれている。
1967年から今日まで。その情熱を燃やし続けている浅川氏。
飾りの無い、ぶっきらぼうな言葉。
ぶれない。職人さんのよう。
温かさと厳しさ。
音楽への情熱と愛情が、満ちている。
彼の言葉を聞きながら、涙が止まらい。
パリに初めて行った時、泣いた。
「私はここに来ちゃいけなかったのではないか」
その時と、同じだ。
相手が偉大すぎて、自分が小学生の女の子のように思える。
そして考える。考える。
何故自分はこんなに小ちゃいのか。
自分と向かい合う。嫌な作業。
体はデカくても、年とってても、頼りないよなぁ私。
偉大な人。苦労してる人。努力してる人。
しっかりと顔のある人の前に行くと、
なんだか私って顔が無いみたいだ。
私は、何かを知らんぷりして、道を通り過ぎようとしていた。
今回の札幌行きは、今の私に必要だった旅なのだと思う。
考える。考える。
今もずっと、考えてる。
「君、デカイなぁ」
つうか、むちむちですな。
ピアニストの渡辺真美さん。
このレトロな雰囲気が好き。
名残惜しいけど、さようなら。
札幌の皆さん。ありがとうございました。
これにて私の初出演は終わりです。
また逢えますように。
きっと、逢いに来ます。