走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

会社はファミリー

2008年04月28日 05時44分46秒 | その他
新入社員歓迎会での出来事

 知り合いの会社の社長さんと偶然、お会いしました。
 あまりにも久しぶりでしたので立ち話もなんですからということになり、お茶を飲みながら、お互い近況について話をしました。
 ブログネタを探していた私は、「最近、何かいい話はありませんか?」と尋ねるとこんな話をしてくれました。


 私の夢は、「いつかクラウン」じゃないですが、市内で一番有名なホテルで、毎年行っている新入社員歓迎会を開くことでした。
そして、ついに今年、その夢が叶いました。
ただ、その会場を満杯にするほど社員がいないということに気づきました。
そこで、かねてから私は、社員の家族をこの新入社員歓迎会に呼びたいと思っていましたので、この機会にご招待させていただきました。

 そして、この新入社員歓迎会で予想もしなかったことが起こりました。
会が進み、好例の新入社員一人ひとりの自己紹介の時に、ある新入社員が家族の方を向き、「この場をお借りして家族にお礼を言わせてください。お父さん、僕を大学に行かせてくれてありがとう。これからは、そのお返しができるようがんばります。」と挨拶をしました。
目頭が熱くなりました。
多くの観衆がいる中での勇気ある挨拶でした。
でも、この青年は、ごく自然にその言葉を発してくれました。
 私は、本当に家族を呼んでよかったと思います。
正直、家族の顔を見ると、余計にプレッシャーがかかります。
社員だけでも大変なのに、その家族を見てしまうと、私が受け止めないといけない人が二倍三倍になってしまいます。
でも、この青年の行動を見たとき、私はその責任の重大さを真摯に受け止め、よりがんばれると思いました。


 この話を聴きながら、この社長は会社をカンパニーではなくファミリーにしたいのだろうなと思いました。
久しぶりに素敵な話を聞かせていただきました。
きっと、この会社はもっともっと成長するでしょう。

父兄参観

2008年04月28日 00時45分03秒 | その他
 働くパパはカッコイイ

 今日始めて、公民館事業に家内を連れて行きました。
 年間を通じて、土日の行事が目白押しで家内には留守番だけをさせ、帰れば「疲れた、疲れた。」と食事をするか、寝るだけの繰り返しでした。
当然家内からは、「よお寝るねぇ。」とか、「何か話すことないん?」などと不平不満の声。
「私は、疲れとんよ。」と心に叫ぶが、声を発して言うことはなく、家内にとっては本当につまらない夫婦生活ではなかったかと気づきました。

 そして、先週、家内の方から「私も公民館行事見に行こうかな?」と呟かれた。
私は、「今度の日曜日、いっしょに行ってみる?」と聞き返した。
「そうね、行ってみようかしら。」
商談成立であります。

 そして、今日、時間より早く着いたので石手川ダムまで足を伸ばし、日向ぼっこをしながら、久しぶりにさまざまな話をしました。
柄になく、つい本音がぽろり。
「本当に苦労かけたなあ。」
「あら、何言ってんだか。過去形でなく進行形よ。でも、あなたが頑固で負けず嫌いなのは誰よりもよく知っているから、ここまでやってきたんだから、最後まで好きにしたら。」
「俺って不器用かな?」
「そうね、器用か不器用かと聴かれたら、不器用ねえ。」
「やっぱり」
「でも、いいんじゃない。今までどおり、一生懸命なら。」

 そして、筍狩りのイベントでは、久しぶりに歩きました。
かなりの急勾配でしたが、太陽の日差しと竹林の涼しい風が季節を運んでくれ、久しぶりに家内の笑顔を見たような気がします。


 公民館主事の宿命として、土日の行事が多いために家族サービスがおろそかになります。
特に小さなお子さんをお持ちの公民館主事にとっては、これはかなり辛い試練です。
なかには、お父さんになつかなくなった子どもさんもいるようです。
それでも、彼等は黙々と仕事をしてくれます。
 今日家内を同伴したのは、部下たちにもご家族を積極的に自分の仕事場に参観に来てもらってはどうかと思うのです。
何かのCMではないですが、「働くパパの背中はカッコイイ」と思うのです。
100万遍のしつけの言葉より、汗をかきながらがんばるパパや夫の背中を家族にもっともっと見せた方が、心に伝わると思いませんか。

 本当に君たちはかっこいいですよ。