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昨年、舌の手術をした母は、ずっと流動食しか食べれなくなっていました。
しかし、麺を短く切り、柔らかく煮ることでなんとか、うどんやラーメンを食べれるようになり始めました。
本人は、食欲だけはあるようであれを食べたい、これが食べたいという欲望は尽きないようです。
しかし、いかんせんほとんどが食べれないのです。
また、足の方は以前よりも悪くなっていました。
入院を含めて足の筋肉が落ちたせいでしょうか。
そこで、ケアマネージャーさんやヘルパーさん、看護士さんと相談した結果、このままだと寝たきりになる可能性もあるので、温かくなり始めたので少し歩行訓練を始めましょうということになりました。
しかし、本人は嫌がるのです。
恐らく、面相が変わり人前に出たくないという気持ち(女性はいくつになっても、女性なのだということを改めて教えられました。)と、アップダウンのある屋外に恐怖心を抱いているせいかもしれません。
何か、いい手はないかと思案していました。
そこで、毎週、日曜日に食料品の買出しに小さなスーパーマーケット(大きなスーパーマーケットから始めると広すぎて疲れるからです。)に誘い出しました。
母は、食べることができない食材を丁寧に見ていきます。
元気な時と比べると何倍も時間をかけて見て回るのです。
この行為を酷だと思われるかもしれません。
でも、適度の刺激があり、本人が気づかないうちに適度の歩行訓練になっています。
しかも、スーパーのフロアーはフラットですから、躓(つまづ)く心配もありません。
私は、以前、母と買い物をするのが苦手でした。
とにかく長いからです。
いつも最後は腹を立てていました。
今は、それ以上に何倍も長いのですが、まったく腹も立たなくなりました。
のんびりと、遠めに買い物をする母を見ています。
何か自分で持てない物を買いたい時には、キョロキョロと私を探します。
スーと近づいていき、欲しい物をかごに入れてやります。
これが、毎週日曜日の母と私の決まりごとになっています。
そして、リハビリも自ら苦にせずにやれる方法が身の回りにたくさんあると、今回の母の病気をきっかけに考えるようになりました。