走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

地元大学との連携協定の効果

2008年05月13日 23時20分02秒 | その他
 新たなスタート

 今日、愛媛大学教育学部の白松准教授にお越しいただき、先生が研究されておられる「愛大わくわくチャレンジ・サタデー事業」についてお話を聞かせていただきました。
 そして、現状での課題や対処方法について話をさせていただいたあと、この研究を発展拡大するための方向性や目標などについてもお話をさせていただきました。
 本事業は、今、私たちが進めている「放課後子ども教室」の事業に似ており、この事業を地域社会システムまで発展させるにはどうすべきかといった、踏み込んだ話までいたしました。

 白松先生は、私よりも随分、お若いのですが研究熱心で、また学生思いの情熱家でもあります。
きっとこんな先生に教えられたら、ちがった人生があったかもしれないと想像しながら、先生のお話を聴かせていただきました。

 そして、本事業を愛媛大学と松山市とで締結した連携協定の一つとして位置づけることも確認しました。
本当に大学も様変わりしたもので、独立行政法人後は地域貢献も活動テーマに位置づけられており、こういった協定が随分としやすくなりました。
 この協定は、本課だけのためではなく、市長部局及び教育委員会のどの部署でも活用できるものでありまして、本課ではこれからもその他の案件で連携をお願いするつもりです。

 私たちは、現場の実務には秀でていますが、理論構築ができないために、その他への応用範囲がどうしても狭まります。
そういった意味では、学術的裏づけをしていただける大学との連携協定は心強いものであります。


 目的の話が終わった後、白松先生に少し時間があるということでしたのでランチに誘いました。
 そこで、「いじめ予防プログラム」について相談をしたところ、かなり興味を持っていただけたようで、こちらの方も新たな取り組みが始まりそうな予感がしてきました。

 今日は、長時間、白松先生ご迷惑をおかけしてすみませんでした。
 心からお礼を申し上げます。

大きな潮流の中で

2008年05月13日 00時27分05秒 | その他
教育改革について

 今回の教育基本法の改正の大きな特徴は、社会教育が学校教育と車の両輪のように言われながらも、教育基本法の中にその理念すら含まれていなかったことを皆さんはご存知でしたか。

 今回の法改正で、まずその理念の中に生涯学習の重要性・必要性を明文化しています。
このことは本当に重要なことで、学校教育は学校教育、社会教育は社会教育といった見えない線が引かれていたような気がしますが、その垣根が徐々にではありますが取り除かれていきます。

 そして、地域や家庭が学校と連携できることも明文化してくれました。
私たちに直接影響が出てくるのが、この改正により放課後子ども教室などの事業で、今後、より学校とスクラムが組みやすくなります。

 法令や制度が、地域社会システムの基軸をなすということの意義に気づくのはもっともっと先かもしれませんが、時代が大きく変わっていることだけは感じられます。
そして、私たちがその潮流の最前線にいることも