濃い時間
私の友人のご子息が入院されたというので、お見舞いに行ってきました。
その友人には、たいそうお世話になっており、その彼が最近、元気がないので聞いてみると重い口を開き、息子さんの入院について話してくれました。
自分の親が入院するのも心配ですが、それ以上に自分の子どもが入院する方が、さらに心配だと思うのです。
小さいお子さんだったので、本人には会わずに友人とだけ話をして帰ってきました。
お見舞いは何がいいだろうかと考え、興味を抱きそうな本を買って持っていきました。
すると、帰りの車の中にメールが届きました。(注釈:メールは帰宅してから確認しましたので道路交通法違反ではありません。)
お礼メールとともに子どもさんが本を読んでいるところの写真を添付してくれました。
何よりのお返しです。
日頃から気配りのできる友人ですが、思わずさすがと思いました。
今日と明日は友人が付き添うと言っていました。
この話を聴き、自分と死んだ父との時間について考えてみました。
父とともに過ごした時間は17年と7ヶ月半程度です。
でも、その間に父はたくさんの思い出を残してくれました。
例えば、私は小さい時から果物が好きでした。
そして小さな家のまわりに小さな畑があったのですが、なぜかさまざまな果物の樹が植えてありました。
まず、桃の樹です。(あせもが出やすい私は、この桃の葉をいれた行水を行うと驚くほどあせもが治ったものです。)
次に、枇杷(びわ)の樹、柿の樹、蜜柑(みかん)の樹、そして苺(いちご)に西瓜(すいか)と考えたら、年中、何がしか果物を口にできました。
それらの果物は、自宅で消費する程度しかなく、また、苺などは私が好きな時に好きなだけ勝手に採って食べればよかったのです。
このことが父の愛情だと知るのは、父が死んでからです。
私は、畑仕事をする父の姿をみるのが好きでした。
別にいっしょに遊んでくれるわけではないのですが、働く父の傍で遊ぶのが好きでした。
何か声をかけてくれるわけでもありませんでした。
何か教えてくれるわけでもありませんでした。
でも、父の息遣いや汗のにおいが大好きでした。
小学校しか出ていない父を今も尊敬しています。
それは、きっと父が私のことを常に考えていてくれていたからだと思います。
なのに、私は不合格な父であります。
私は、そういった感覚を娘に感じさせれなかったような気がします。
親子の時間、本当に大切なんですよね。
私の友人のご子息が入院されたというので、お見舞いに行ってきました。
その友人には、たいそうお世話になっており、その彼が最近、元気がないので聞いてみると重い口を開き、息子さんの入院について話してくれました。
自分の親が入院するのも心配ですが、それ以上に自分の子どもが入院する方が、さらに心配だと思うのです。
小さいお子さんだったので、本人には会わずに友人とだけ話をして帰ってきました。
お見舞いは何がいいだろうかと考え、興味を抱きそうな本を買って持っていきました。
すると、帰りの車の中にメールが届きました。(注釈:メールは帰宅してから確認しましたので道路交通法違反ではありません。)
お礼メールとともに子どもさんが本を読んでいるところの写真を添付してくれました。
何よりのお返しです。
日頃から気配りのできる友人ですが、思わずさすがと思いました。
今日と明日は友人が付き添うと言っていました。
この話を聴き、自分と死んだ父との時間について考えてみました。
父とともに過ごした時間は17年と7ヶ月半程度です。
でも、その間に父はたくさんの思い出を残してくれました。
例えば、私は小さい時から果物が好きでした。
そして小さな家のまわりに小さな畑があったのですが、なぜかさまざまな果物の樹が植えてありました。
まず、桃の樹です。(あせもが出やすい私は、この桃の葉をいれた行水を行うと驚くほどあせもが治ったものです。)
次に、枇杷(びわ)の樹、柿の樹、蜜柑(みかん)の樹、そして苺(いちご)に西瓜(すいか)と考えたら、年中、何がしか果物を口にできました。
それらの果物は、自宅で消費する程度しかなく、また、苺などは私が好きな時に好きなだけ勝手に採って食べればよかったのです。
このことが父の愛情だと知るのは、父が死んでからです。
私は、畑仕事をする父の姿をみるのが好きでした。
別にいっしょに遊んでくれるわけではないのですが、働く父の傍で遊ぶのが好きでした。
何か声をかけてくれるわけでもありませんでした。
何か教えてくれるわけでもありませんでした。
でも、父の息遣いや汗のにおいが大好きでした。
小学校しか出ていない父を今も尊敬しています。
それは、きっと父が私のことを常に考えていてくれていたからだと思います。
なのに、私は不合格な父であります。
私は、そういった感覚を娘に感じさせれなかったような気がします。
親子の時間、本当に大切なんですよね。