走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

中須賀分館落成式

2009年04月16日 21時47分11秒 | その他
 今日の午前中、中須賀分館の落成式に出席してきました。

 建設の話が持ち上がって5年の月日が流れました。
 松山市の場合、本館と呼ばれる公民館が41館あり、その枝館として337館の分館があります。
 分館を新たに建てたり、建て直す場合、土地は地元が用意し、なおかつ建設費の15%地元が負担しなければなりません。

 行政が負担するのは建設費等の85%ですが、既に県などの補助金がなくなっているため、完全に松山市単独の事業となっています。
 にしても地元負担は重くのしかかります。

 また一方で担当課としては、本館を支えてくれている分館は重要な位置づけですから、建直し等を積極的にして欲しいというジレンマがあります。
地域の皆さんにとっても身近にある分館は欠くことのできない拠点なのですが、老朽化し建てなおす必要のあるところが多く、建設には限られた予算の中で行いますから、順番待ちになっているのが現状です。

 そうした中、今日、宮前地区(http://www.matsuyama-people.jp/04/miyamae.html)の中須賀分館が落成したことは、関係者の並々ならぬご苦労の成果であります。
建設委員長の増田さんはあいさつの中で、そのご苦労を切々と語っておられました。
 その話の中で、「5年という歳月がかかったけれども、ただの一度も、ただの一人もこの建設に向けて賛成こそすれ、反対する人はいませんでした」という言葉が印象的でした。

 私たちはこれをしっかりと受けとめて、地域のためにがんばろうと心新たにしました。

感謝の言葉

2009年04月15日 20時27分29秒 | その他
 3月17日にこのブログで、高浜中学校(http://www.matsuyama-edu.ed.jp/~t.takaha/)の卒業式のことを書いた。

 そうしたら、先日、楠本校長先生が見えられてブログのお礼を言われた。
 本当に驚いてしまった。
 そして、今日、久しぶりにこのブログのコメントを見ていたら、「母」という人からコメントが入っているのに気づいた。
 日付は3月30日。
 文中に書いた大浜君のお母さんからだった。
 丁寧なお礼のコメントであった。

 うれしかった。
 このブログが何かの役に立つことがあるのであれば、これほどうれしいことはない。

 私たちは、実は仕事であまり感謝の言葉をいただけない。

 そういえば、放課後子ども教室に熱中できるのは、当時、生石小学校の校長先生をしておられた立石先生から見せていただいた一通の手紙からだったような気がする。

 それには、今まで自学習をしたことのない子どもが進んで勉強し始めたこと。
そして、テストプリントをうれしそうに見せてくれるようになったこと。
学習塾に通わせるゆとりがない不甲斐なさを感じていたところに、無償で勉強を教えてくれたこと。
ぜひ、続けて欲しいということ。
感謝の言葉で埋め尽くされていた。

 たった一通の礼状のおかげで、がんばれているし、これからもがんばれる。

 心が萎えるような手紙や意見をいただく中で、私たち木っ端役人は、たった一言の感謝の言葉や手紙で元気になり、どんな壁にも立ち向かえる。

『ジビエ』とは?

2009年04月13日 19時53分15秒 | その他
 4月12日(日)版の日経新聞に「『ジビエ』は、欧州の上流階級の伝統文化です。趣味の狩りで捕らえた野生の鹿や猪、野鳥を食べます」という記事を目にしました。
普段なら気にしないのに、今、目の前にあることが気になっていたので、その記事に手が止まったのだろうと思います。

 というのも、「立岩ダッシュ村」でお借りした農地は、人里から少し離れていますのでさまざまな野生に作物が狙われるというのです。
どのような動物に狙われるかというと次のようなものです。

 ①イノシシ
 ②サル
 ③タヌキ
 ④シカ
 ⑤イタチ
 ⑥ハクビシン
 ⑦カラス

 どうです、すごいでしょう。
 立岩ダッシュ村は、彼等(??)との戦いでもあります。

 しかし、この『ジビエ』の記事を読んでいると、「グルメブームと健康志向がジビエの追い風となっています」とのこと。
 どうか、ジビエに関心のある方は駆除のご協力を(但し、資格のある方並びに禁猟区以外でお願いします。)

立岩ダッシュ村/第1回実行推進委員会

2009年04月12日 08時45分48秒 | 子ども体験学習
 小学生を対象とした農業体験学習「立岩ダッシュ村」の開村式を一週間後に控え、昨夜、立岩公民館で一回目の実行推進委員会が開催されました。

 まず、自己紹介を行い、それぞれの役割について確認をさせていただきました。
愛大農学部の小田先生は内子町の自宅から駆けつけてくれるとともに、松山市小中学校PTA連合会の中村会長も参加いただき、盛り上がりました。

  

 司会進行は越知主幹に任せ、18日のタイムスケジュール等になどについては生涯学習振興課の秀野君に任せました。
秀野君は、本事業の提案者であり、担当課ではないのですがその力の入れようは頭が下がる思いです。
風貌は飄々としているのですが、今回の事業を通して、彼がとっても熱く、子どもたちへの思いの強さが伝わってきます。
それがゆえに、ときどき自分が出てしまうことがあります。
今、若者が一番欠けている熱くなること。
それを彼が持っていてくれることに、安心します。
でも、甘やかすつもりはありません。
彼が真剣だからこそ、こちらも真剣にぶつかっていくつもりです。

 がんばれ秀野!! 立岩ダッシュ村の成功は君にかかっている。


<困った編>

 6月に予定している田植え用の苗について打合せしていて、当初JAで購入する予定にしていた苗がかなり前に予約していないと手に入らないことが判明しました。
 それならば、他の品種ではダメなのか訊ねたところ、段々畑の一番上にある田んぼをお借りしたため、品種ごとに水の利用期間に違いが出るために、下の田んぼに影響が出てしまうというのです。
「あいた!」です。
 そこで、苗床からスタートするかどうか協議したのですが場所と水遣りの世話をする人がいないということになり、この案件については持ち越しとなりました。

 恐らく、今後、私たちの知らないことがいっぱい出てきて、それを知ろうとなりに解決していかなければならないのだろうなと思っていますが、がんばろうと思っています。
 久しぶりにワクワクしてきました。


<発見!!>

 委員の人から、6月に予定している田植えの終了時間を6時にできないかという申し入れがありました。
段々になった水を張った水田にうつる夕日の幻想さを見せてやりたいという申し入れでした。
保護者の人の許可が必要ですが、できるだけ実現しようと思います。


<地域自慢百選フォトコンテスト>

 帰り道、越知主幹が「地域を自慢する姿、課長いいですね。今度、各地域からそれぞれの自慢風景写真コンクールでもやりませんか?」というアイデアが出されました。
地域に対する帰属意識が希薄化し始め、アイデンティティが薄れる中、とってもシンプルな企画だと思います。
 「地域自慢百選フォトコンテスト」立ち上がります。

 最後に、夜遅くまで会議に参加いただきました松田公民館長や地域の皆さま、小田先生、中村会長、池田公民館主事、越知主幹、丹生谷担当、網矢ブロック担当、大北前公民館主事ご苦労様でした。

古代蓮(ハス)づくり

2009年04月11日 23時17分31秒 | その他
 立岩公民館では毎年、「古代蓮(ハス)」づくりをしています。
訪れるとちょうどその植え替えをしているところでした。
今年もきれいな蓮の花が見えれると思いますが、そのためには見えないところでこんなご苦労があるのだと改めて思いました。

 古代蓮(ハス)の株です。

             
松田公民館長と新しく配属した池田創作公民館主事です。


公民館長と公民館主事というよりもおじいちゃんと孫みたいでした。もう既に息もピッタリ。ちょっと安心。

      
池田君は入所2年目ですが、農業を専攻していただけあって土を嫌がりません。(頼もしい!!)


水を張って完成です。でも、これで終わりでなく、このまま放っておくとボウフラがわくので水のやり変えが必要だそうです。

ブログつながり

2009年04月11日 15時57分01秒 | その他
 このブログでもたびたび出演(!?)していただいているビョーン二神さん(いつもビョーンちゃん)の義父にあたられる二神俊一さん(愛媛FAZ常務取締役)は、私のブログファンのようで他の人にも紹介してくれているようです。

 そのご縁で、今日、上野ご夫妻を紹介いただきました。
上野ご夫妻も、私のブログファンになっていただいたようで、一度実物を見てみたいということになったようです。

 実際お会いすると幻滅するのではないかと思ったのですが、勇気を出してお会いしました。
上野ご夫妻との会話は弾み、ビョーンちゃんの音楽療法で盛り上がりました。

 このように人から人を紹介いただくことは、自分にとってはとてもありがたいことで、今後もこのようなご縁を大切にしたいと思います。

 人の出会いに感謝です。

なぜ生きる必要があるのか?

2009年04月10日 22時30分36秒 | その他
 今日、久しぶりに無細胞生命科学工学研究センター(http://www.ehimeu.ac.jp/information/organize/research_center/cell.html)長で無細胞生命科学部門研究室教授の遠藤弥重太先生にお会いした。

 先生は、忙しい研究の傍ら地域の子どもたちに理科の大切さを教える活動を行っておられます。
 その活動は、単に理科ということだけを教えるのではなく、「生きる」ことを子どもたちに教えようとしておられるのです。
先生は、研究を通して、生命が誕生して37億年,全ての生命体はタンパク質の働きによって生きていると言われます。
人が今ここに存在するのは、そこまでの起源にさかのぼる必要があるとも。
 また、父親と母親の遺伝子を構成するタンパク質を弥生時代当までさかのぼると自分にいたるまでに数兆分の一の確率だとも。
そのように考えると必然性よりも偶然性の方が大きく、神秘さの奥深さに気づかされます。

 生かされていることに気づけば、人はもっと生命を大切にする必要がある。
 本当に遠藤先生らしい単純明快で、深い話であります。

 でも、遠藤先生は本当に忙しいのに、子どもたちのためなら時間を割こうとされている。
私たちもこのありがたい思いを実現したいと思っています。

 当面、放課後子ども教室の教育プログラムに組み込めないか検討するつもりです。
遠藤先生といっしょに仕事ができるとは思っていませんでしたが、これもチャンスだと思い、具現化に汗をかこうと思っています。

インフォメーション/伊台地区大運動会

2009年04月10日 08時02分42秒 | その他
 松山市伊台地区で伊台公民館(http://www.matsuyama-people.jp/04/idai.html)主催の平成21年度 第37回伊台地区大運動会があります。

 地域の皆さんはこぞって、ご参加ください。


 ●日 時:平成21年4月26日(日) 8:30~
      ※雨天時は4月29日(水・祝日)に順延

 ●場 所:旭中学校グラウンド (http://www.matsuyama-edu.ed.jp/~t.asahi/index.html)

桑原小学校入学式

2009年04月08日 19時49分33秒 | その他
 今日は午前中に松山市立桑原小学校(http://www.matsuyama-edu.ed.jp/~s.kuwa/)の入学式に行ってきました。

 小学校の入学式は今日が始めての経験でした。
 とても小さな子どももいて、よくよく考えたら先月までは幼稚園や保育園に通っていた子どもたちですから当たり前のことです。

 それだからこそ、長い時間じっと座っていることができるのだろうかと、ちょっと心配に見ていると、しっかりと一年生の自覚ができていたようで、最後までりっぱに座っていました。(拍手)

 先月出させていただいた高浜中学校の卒業式とちがって(涙が止まりませんでした)、今日の入学式は最初から最後まで頬が緩みぱなしでした。
この子どもたちの純真無垢な気持ちが長く続くよう私たち大人ががんばらなければと思いました。

ブロック朝会回り/第二ブロック

2009年04月07日 17時45分41秒 | その他
 本市には市内全域に本館と呼ばれる公民館が41公民館あり、それが8つのブロックに分かれています。

 そのブロック単位に火曜日と金曜日の朝に朝会を行っています。
 今日は第二ブロックの集合場所になっている石井公民館(http://www.matsuyama-people.jp/04/ishii.html)に出かけてきました。
 
 今日のメインは、このブロックで唯一交替した浮穴公民館の花本さんを周りでサポートして欲しいというお願いに出向いたのです。
 このブロックは、ベテランと中堅(?公民館では一年を経過すると必然的にそう呼ぶようにしています)がうまく混在していますので、新人にとってはやりやすい環境だと思っています。

 また、もう一つお願いしたのは、地域イベントを住民の方がビデオで撮ってくれているのを見かけるのですが、ぜひ頼んで分けてもらって欲しいというものです。
これについては、アイデアがある(こうご期待!!)のでそれにつなげたいと思っています。

 門田リーダー、この一年第二ブロックをお任せします。
 どうぞ、よろしく。

 

インフォメーション/放課後子ども教室「立岩っ子クラブ」

2009年04月06日 08時00分47秒 | その他
 松山市立岩地区にある立岩小学校(http://www.matsuyama-edu.ed.jp/~s-tateiw/)で今回、放課後子ども教室が開設することになりました。

 同地区の住民や小学校からの熱望により実現の運びとなったわけですが、何よりも地域の力が必要な事業ですから、その思いは並々ならぬものです。
 その開設式が下記の内容で執り行われます。


 ●日 時:平成21年4月22日(水) 14:30~15:00

 ●場 所:立岩小学校・多目的ホール

インフォメーション/立岩ダッシュ村 開所式

2009年04月06日 07時55分03秒 | 子ども体験学習
 松山市立岩地区で子どもたちの農業体験学習を通して、自然への畏敬の念や食育の大切、作る喜びを体験してもらおうと、「立岩ダッシュ村」が開村します。
 当日は、この事業に思い入れの深い中村市長や山内教育長をはじめ、さまざまな人達が参加して下記内容で開村式を執り行いますので、興味のある方はぜひご参加ください。
 なお問合せ先は、立岩公民館(http://www.matsuyama-people.jp/04/tateiwa.html)まで、お願いします。


 ●日 時:平成21年4月18日(土) 9:00~9:25

 ●場 所:猿川上集会所近く

 ●その他:式後、実際の体験学習があります。

河野子ども会議で交通茶屋

2009年04月05日 21時59分44秒 | その他
 今日は河野公民館(青少年教育部/http://www.matsuyama-people.jp/04/kouno.html)前で交通茶屋(第3回)が行われました。
 昨年度から、地域活動を越知主幹と手分けをして観にいっているのですが、今回は越知主幹が観に行ってくれ、感動メールの報告がありました。
地域が元気になるようにサポートをしているのですが、我々にも限界があり、むしろ地域が率先してやる事業の方がはるかに地域に喜ばれたり、密着するものが多いというのが事実です。
 そういう意味では、私たちは地域の元気探しをして、情報を発信して行こうと思っています。

本課の歓送迎会

2009年04月04日 11時31分47秒 | その他
 昨夜、道後「花ゆづき(http://www.hotel-hanayuzuki.jp/)」で本課の歓送迎会がありました。総勢で60名程度の規模になりますので、通常の飲食店では入りきれません。

 転出者は、職員が9名、非常勤職員が1名、臨時職員4名でした。
 一方転入者は、職員が9名、非常勤職員が2名、臨時職員3名です。

 こうした中、今回は、思い入れの深い職員が巣立っています。
 彼らは、私が本課に着任して本当に私を支えたくれた部下たちです。
 大半が5年以上で本課ではベテランばかりです。

 いぶし銀のような仕事をしてくれた部下。
 地域の現場の仕事のやり方の模範になるような部下。
 自分の部下を大切にした部下。
 辛い時、しんどい時、いやな空気を払拭してくれた部下。
 大事な時に的確なアドバイスをしてくれた部下。
 地域の人たちを上手に動かしていた部下。

 本当にたくさんのことを教えてくれ、たくさんのことを気づかせてくれた部下たちです。
 かけがえのない部下ばかりでした。
 離れるのが辛い部下ばかりです。
 しかし、彼らの将来を考えると個人的なわがままは許されません。

 どうか身体だけは気をつけて、新たな部署でがんばってください。

 そして、新たに我々の仲間になられた皆さん、ともにがんばりましょう。
 さまざまなことが待ち受けていることでしょうが、一つづつ乗り越えようではありませんか。
 皆さんは決して一人じゃない。
 まず、地域の人たちがいます。
 そして、私たちがいます。
 早く地域の仲間入りをしてください。

 お酒をつぎに来たある部下の言葉が印象的でした。
 「内の課に来た当時の課長は嫌いでした。でも、今は好きです。」
 この一年、また私自身もがんばれる一言でした。


退部者を殆ど出さない野球部-清峰高校野球部

2009年04月03日 05時28分13秒 | その他
 今回の春の選抜高校野球大会で初優勝した清峰高校野球部はすばらしい。
 その野球部を率いるのは、吉田 洸二(よしだ こうじ)監督。
 2001年に同校の監督就任。05年夏には甲子園初出場。06年春には選抜大会初出場で準優勝。
これだけ見るとすごい功績だと思う。

 しかし、06年の春の選抜大会決勝戦では横浜高校と戦い0-21という屈辱的な記録を残している。
恐らく、凱旋帰郷というわけにはいかなかったであろう。
口さがない人たちには、かなり叩かれたことだろう。

 監督は1993年に母校の長崎・佐世保商業高校の監督に就任した。
 当時を「指導の仕方もわからないし、生徒の気持ちも読めない。空回りしているだけだった」といっておられる。

「子どもには、大人に分からない心の中がある」と話すように、高校生のさじ加減は難しいとも。
「水を与え過ぎても駄目になるし、与えなかったら枯れてしまう」と表現する。

それが、「担任するクラスを持っているので」という教員生活の中で、選手の気持ちをケアする勘所(かんどころ)が分かってきた。

 「控え選手を大事にする」。

 16年前から変わらない信念。
「どんなに野球がヘタであっても、役割を見つけてあげるのが監督の仕事」という考え方が根底にある。
「悩んでいる選手がいると、そっと私に教えてくれる子もいる。そういう子のおかげで指導のタイミングをつかめる」。
プレーで貢献できなくても、チームの役に立てる道があることを教えてきた。

 指導者として退部者をほとんど出さずにきたことに手応えを感じている。
「16年間でやめた部員は5人もいない。これは教員を辞める時に自慢したい」

                      2009.4.3 愛媛新聞引用

 こういう監督のチームだから日本一になれたと思う。
 そして、その教え子たちは一流の野球選手になれなくても、一流の社会人にはなれるのではないか。

 私も含めて、公民館のブロックリーダーにも見習わなければならない点がたくさんある。