今日の新聞を見ていてインドのタタ自動車が自主開発した約21万円(約1万ルピー)の小型車「ナノ」が販売され、にぎわったという記事を見つけた。
記事の内容は、次のとおり(一部省略/2009年4月2日 日経新聞より)
初めて店頭に並んだ世界最安車を一目見ようという人々で販売店はにぎわった。二輪車と従来の小型車の中間を埋めるタタの新「国民車」構想が始動した。
ニューデリーの販売店エーワンモーターズには正午ごろから訪問客が集まった。自営業で現在は二輪車に乗るアミット・クマールさん(34)は「ぜひ購入を申し込みたい。私にとって初めての車になる」と興奮した様子。
タタは二輪車からの買い替えを狙っており、ナノがこうした消費者の期待に応えられるかが成否のカギを握る。
ナノは排気量624ccの4人乗り小型車で最高時速は105キロメートル。エアコンを省くなどの徹底した装備切り詰めで価格を引き下げた。生産能力が限られるタタは今月9-25日に予約を受け付け、抽選のうえで初回10万台を限定販売する。
ほぼすべての訪問客が購入意向を示すと同時に「交通渋滞がひどくなる」(クマールさん)と十分でない交通インフラへの懸念を示した。
この記事を読んでいて、世界のホンダに育て上げた創業者の本田総一郎さんの話を思い出した。
本田さんは、まず自転車にエンジンを積み込み自動二輪車を創りあげ、その技術がスーパーカブへとつなげていくのである。
そして、自動四輪車に進出をするわけだが、空冷の「N-Ⅲ」という軽自動車を開発し、爆発的にヒットするのである。
この一連の中で、本田総一郎さんは、消費者にいかに性能がよく、誰でもが買える車を世に送り出そうとしたという記事を読んだことがあります。
このとき、消費者にとって車を所有することは恐らくステータスになることだったと思います。
そして、その夢をかなえるために車メーカーもそれに応えようといろいろと苦心していたと思う。
今日の記事を読んで、日本という国が何をなおざりにしてきたか、少しだけわかったような気がした。
記事の内容は、次のとおり(一部省略/2009年4月2日 日経新聞より)
初めて店頭に並んだ世界最安車を一目見ようという人々で販売店はにぎわった。二輪車と従来の小型車の中間を埋めるタタの新「国民車」構想が始動した。
ニューデリーの販売店エーワンモーターズには正午ごろから訪問客が集まった。自営業で現在は二輪車に乗るアミット・クマールさん(34)は「ぜひ購入を申し込みたい。私にとって初めての車になる」と興奮した様子。
タタは二輪車からの買い替えを狙っており、ナノがこうした消費者の期待に応えられるかが成否のカギを握る。
ナノは排気量624ccの4人乗り小型車で最高時速は105キロメートル。エアコンを省くなどの徹底した装備切り詰めで価格を引き下げた。生産能力が限られるタタは今月9-25日に予約を受け付け、抽選のうえで初回10万台を限定販売する。
ほぼすべての訪問客が購入意向を示すと同時に「交通渋滞がひどくなる」(クマールさん)と十分でない交通インフラへの懸念を示した。
この記事を読んでいて、世界のホンダに育て上げた創業者の本田総一郎さんの話を思い出した。
本田さんは、まず自転車にエンジンを積み込み自動二輪車を創りあげ、その技術がスーパーカブへとつなげていくのである。
そして、自動四輪車に進出をするわけだが、空冷の「N-Ⅲ」という軽自動車を開発し、爆発的にヒットするのである。
この一連の中で、本田総一郎さんは、消費者にいかに性能がよく、誰でもが買える車を世に送り出そうとしたという記事を読んだことがあります。
このとき、消費者にとって車を所有することは恐らくステータスになることだったと思います。
そして、その夢をかなえるために車メーカーもそれに応えようといろいろと苦心していたと思う。
今日の記事を読んで、日本という国が何をなおざりにしてきたか、少しだけわかったような気がした。