TOY-TORCHA

60歳お父ちゃんの「つまらなくって、何の役にも立たない」と大評判の馬鹿まる出しブログ。

東急ハンズの思い出

2021-12-24 00:09:47 | 日記
父ちゃんは、新宿に東急ハンズが出来る
ちょっと前の1994年、30歳の頃に上京、
みんみが生まれるまでの約13年間を、
杉並区の阿佐ヶ谷という街で暮らしました。

ボロアパートを勝手に改装しながら
の生活だったので、ハンズにはお世話に
なりましたね。

あるとき、お店の中を大声で話しながら
うろつきまわる美大生らしき女の子達が
いたんですよ。
学園祭かなんかの準備で、屋外に展示する
オブジェが風で飛ばないようにするための
工夫を相談してるんですが、なにしろ声がでかい。
自意識過剰ってんですかね、
「私たちは芸術家なのよん、日曜大工のオヤジさん
達はあっち行きなさいな」って雰囲気を
巻き散らかしててなんかやなカンジでした。

そいで、一人の子が
「そーだ! キャンプでテント留める
 大きな釘があるじゃない?
 これくらいの、あれ使おうよ」
っつったら、もう一人が
「ああ! あれでしょ……、どすんくぎ!

「どすん釘?」
テント留める釘はペグって言うんですよ、
そんな変な名前じゃないですよ。
辺りにいた日曜大工の
おやじさん達も苦笑いしています。
五寸釘と間違えて覚えちゃったんですかね……。

あの子たちは立派な芸術家になれたのかな、
それとも結婚して日曜大工に励んでいるのでしょうか。

父ちゃんはいろんなバイトを転々としていましたが、
2000年頃には、バイト先の工房でハンズと縁ができ、
素材売り場で取り扱っている材料を使って見せた
造形物や、模型売り場のプラモデルの制作見本などを
作らせてもらってました。

専門知識を持った店員さんからのアドバイスは
今でも役に立っていますし、なにより、あの緑色の
ロゴを見ると、それだけで何か作ってみたい気分
がわいて来ます。

そんな東急ハンズがカインズホームに
買収されるんだそうです。
ただのホームセンターになってしまわないよう祈ります。
コメント (2)
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