父ちゃんが通っていた小学校の校庭に、
大きな金木犀の木がありました。
橙色の小さな花がいっぱい咲いて、遊び場ぜんぶがいい香りになって、
橙色の小さな花がいっぱい咲いて、遊び場ぜんぶがいい香りになって、
父ちゃんもみんなも馬鹿になっちゃうくらいそれを吸い込んじゃって、
気が付けば空は果てしもなく高くて……。
どこかで咲いた金木犀の香りは、
どこかで咲いた金木犀の香りは、
むやみやたらに楽しかった日々を思い出させます。
それからの40年は、「無駄」の一言で説明し尽せる様なさえない人生でした。
そもそも、歳取ったらハゲちゃうとか、神経痛になっちゃうとか、
それからの40年は、「無駄」の一言で説明し尽せる様なさえない人生でした。
そもそも、歳取ったらハゲちゃうとか、神経痛になっちゃうとか、
ましてや職業が「るすばん」なんて、
少年時代の父ちゃんは夢にも思っていませんでした。
ふいに香る金木犀の花の匂いで涙が出てきます。
ふいに香る金木犀の花の匂いで涙が出てきます。
苦手です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます