トーネードの無職生活

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歴史群像のドイツ南方軍集団の崩壊を読む

2017-01-11 05:14:24 | 日記
 今月発売された歴史群像の記事の中で興味を持って読んだのは、ドイツ南方軍集団の崩壊だったのですが、読んだ感じでは崩壊すべくして崩壊しただけという感じがしないでもありませんでした。

 1943年にクルスクの戦いで、ドイツ軍はソビエト軍に大きな損害を与えましたが、貴重な装甲兵力を消耗してしまうことになりました。その状況を受けてのソビエト軍の侵攻に対してドイツ軍が対処できたのかというと、ドイツ軍の優秀な将軍が指揮を執ったとしても、もはや防ぐことはできなかったでしょう。崩壊すべくして崩壊したまでの事。

 というように私は考えますので、今回の記事を読んでも何が言いたいのかがピンときませんでした。ドイツ軍に対抗策があるにもかかわらず、ヒトラーのためにそれがつぶされて勝利を得られずに負けたというのではありません。もはや勝ち目はもともとなかったのです。敗北を多少遅らせることができるかもしれないというだけのことではないかと。

 ということで、ちと期待して読んでしまったので、ガッカリという感じではありました。