「史論児玉源太郎」という本を読みました。児玉源太郎は明治の初めから陸軍の軍人とした活躍した人ですが、人格、見識とも優れた人で台湾総督として混乱した台湾に安定をもたらしました。また、日露戦争の前には降格ともなる参謀本部次長となり、日露戦争に備えることとなります。そして、日露戦争では満州軍総参謀長となり実質的に陸軍を指揮した人物です。
日露戦争後の日本の国家戦略を考えていかねばならない時、54歳で死去しました。もし児玉源太郎があと十年長生きしていたら、軍人としても政治家としても日本の将来を見通して的確な戦略を立て、その後の日本の歴史は変わっていたかもしれないというぐらいに書かれています。
児玉源太郎よいしょの本できありますから、良い面ばかりが書かれているという感じはするのですが、確かに当時の日本の指導者として首相にでもなって日本を引っ張っていってくれたら、あの悲惨な太平戦争への道とは違った道筋になっていたかもしれないなあと思いました。
本の中でなかなか面白かったのは、海軍のことをけちょんけちょんに書いていまして、山本権兵衛など海軍では偉人なのですが、どうしようもない人物として書かれています。そんなわけで、どこまで人物像が公平に書かれているかは、ちと注意しなければならない本ではあります。
とにかく児玉源太郎が傑物だったということは確かのようです。
日露戦争後の日本の国家戦略を考えていかねばならない時、54歳で死去しました。もし児玉源太郎があと十年長生きしていたら、軍人としても政治家としても日本の将来を見通して的確な戦略を立て、その後の日本の歴史は変わっていたかもしれないというぐらいに書かれています。
児玉源太郎よいしょの本できありますから、良い面ばかりが書かれているという感じはするのですが、確かに当時の日本の指導者として首相にでもなって日本を引っ張っていってくれたら、あの悲惨な太平戦争への道とは違った道筋になっていたかもしれないなあと思いました。
本の中でなかなか面白かったのは、海軍のことをけちょんけちょんに書いていまして、山本権兵衛など海軍では偉人なのですが、どうしようもない人物として書かれています。そんなわけで、どこまで人物像が公平に書かれているかは、ちと注意しなければならない本ではあります。
とにかく児玉源太郎が傑物だったということは確かのようです。