トーネードの無職生活

無職生活で日常どのように過ごしいてるのか?
ウォーシミュレイションゲーム
日ごろ思ったことを書いていきます。

満鉄調査部という本を読んでいます

2016-03-21 05:31:56 | 日記
 今、満鉄調査部という本を読んでいます。上下巻に分かれているののですが、上巻を読み終えたところです。

 満鉄というのは南満州鉄道のことで日露戦争に勝利してロシアが持っていた鉄道の権利などを引き継いで、鉄道を軸に満州の色々な分野に進出した会社で、日本の満州進出のための会社ともいえます。その中に調査部がおかれて、今でいうシンクタンクのようなものですが、満州のみならず中国やロシアの情報収集などを行い色々な資料を公表していた部門です。

 この本では、満鉄調査部の実情とかを細かく解説するのではなくて、満鉄ができた日露戦争後から満鉄調査部の活動などを軸にしながら、満州と中国と日本とのかかわりについて書かれています。日本と中国の関係というと満州事変、日中戦争のために日本の一方的な侵略とだけでとらえてしまいますが、日露戦争後の状態は大変に混乱していたようです。

 中国側も清朝が倒れたり袁世凱、孫文、張作霖など軍閥などなどがいて混乱しています。日本も色々な立場の人がそれぞれの考え方で様々に中国と関わり合いを持ちます。内閣が変わり首相が変わる、外務大臣が変わる、満鉄の幹部も変わるなどなどで日本の満州や中国への方針も変わります。そこに大陸浪人などがかわり、陸軍がこれまたかかわってきます。

 そして陸軍でも右手と左手が真逆な活動を満州でしていて、最後にそれがぶつかり合ってにっちもさっちもいかなくなるなど混乱していたようです。単純に日本の国策として軍と満鉄が満州や中国進出のために一丸となってひとつの考えに沿って活動していたわけではなかったことがわかりました。

 そんなことで、上巻では満鉄ができてから大正時代までという感じなのですが、その当時の日中の関わり合いを知ることができました。今の日本人は戦前の中国との関係というと侵略の歴史とのみ教えられますし、現にそうだったのでもありますが、大正時代当時では日中ともに大混乱だったことがわかり、目から鱗の感じがしています。

 しかし、下巻では満州事変や日中戦争の時代が描かれると思うので、大正の時代とは雰囲気も変わってくるのだろうと思います。下巻を読むのが楽しみになってきました。


 ところで、ヨーロッパユニバーサリス2ですが、戦争をせずに内政にいそしんでおりましたが、隣国の大国リトアニアのモスクワに接した地区でパルチザンが一地区を支配しました。と、独立国となりました。隣国に一地区だけの独立国。併合してくれと言っているようなものです。すかさず宣戦布告して併合しました。

 さらにびっくり、そこに接していたひと地区がまたパルチザンが支配していたのですが、自らモスクワといっしょになるということでモスクワの一地区になってしまいました。あれま。これで内陸国だったモスクワも海に接して港をもつことができました。ということは新大陸を探検して植民地を作ることができるかもしれません。これからの展開の可能性が広がったような気がします。



 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿