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イアン・カーショーのヒトラーを読んでいます

2019-01-27 18:09:37 | 日記
 イアン・カーショーが書いたヒトラーという本を読んでいます。ヒトラーについて書かれた本は沢山ありますが、決定版ともいうべき一冊という感じです。ただ書かれてから翻訳されて出版されるまで結構年月がかかっているのですが、この本を超えるヒトラーに関する本はないような気がします。

 この本は上下二巻なのですが、一冊がとても厚みがあってボリュームがあります。ですから一冊の価格が1万円ぐらいするという高価な本です。私のようなお金がカツカツな生活をしている者にとってはなかなか手がとどかないのですが、たまたま交通事故にあって入院した時に家族に買ってきてくれと頼みました。その時には下巻が見つからなかったとのことで、上巻のみ持ってきてくれました。

 交通事故で救急車で運ばれての入院で、私の住まいの近辺に親類縁者もおらず、両親も高齢なので私が今住んでいるアパートに来たこともありません。アパートにはまだ読んでいない本が積み上げてある状態なので、入院することがわかっていて準備したのなら読んでいない本を取り揃えて持っていくところです。そんなわけで入院中の時間つぶしにヒトラーという本を買ってきてくれと頼んだのでした。

 今回の入院も検査したり怪我の処置をしたりといったことがありましたが、ほとんどの時間はベットにいるという状態でした。その間、本でも読んでいないことには時間がつぶせません。そんなわけで本を買ってきてくれと頼んだのですが、文庫本一冊、二冊程度だとすぐに読み終わってしまいます。そこで10冊ぐらい文庫本を買ってきてもらったりすると、文庫本でもちょっと厚いと1000円ちかくするのでかかる費用は一万円ちかくになってしまいます。ならば、読みたい本で厚くて一冊1万円ぐらいする本を買ってきてもらうのが一番だと思い依頼しました。おかげで入院中の多くの時間を読書して過ごすことができました。

 で、今読んでいるヒトラーという本ですが、ボリュームを感じさせずにとても読みやすい本です。ただ、ナチスドイツについて事前の知識がないと読んでいてもなんだか良くわからないということはあると思います。私の場合、色々とナチスドイツについて書かれた本を読んでいるので、この本に書かれていることはとても面白く読んでいます。

 ナチスドイツというとヒトラーが専制君主のようにすべてを取り仕切っているように思われるかもしれませんが、今はやりの忖度って感じでヒトラーの取り巻き回きがヒトラーの意を汲んで行動する。しかもひとつの組織で効率的に運営されているのではなくて、同じような事柄を扱う組織が複数あって、権力闘争をするというのが実態で、ナチスドイツは一枚岩の組織ではありません。そのような状態の中でヒトラーが君臨しているという感じになっています。しかし、軍、特に陸軍の作戦には素人なのにもかかわらず口出しをして介入し多くの犠牲を出すこととなります。

 現在下巻の半分ぐらいまで読んだところですが、これからは独ソ戦が不利に傾いていくところなので、ヒトラーがその状況にどのように対応していくのか興味をもって読みたいと思っています。


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