イギリスの第一次世界大戦にも従軍した著名な軍事史家のリデル・ハートの著作を読みました。この本、なんと翻訳されたのが昭和14年というものを基本にしているとのこと。たぶん当時はひらがなではなくてカタカナだったりしたのかもしれませんが、ひらがなにして読みやすくしてあります。ただ、熟語の漢字で読めないものがちらほら。だいたい文意は通ずるので良いのですが。
まずもって第一次世界大戦というとほうもない大きな戦争を手軽な一冊の本にまとめているのに驚きます。基本陸軍の戦いが中心にはなってしまうのと、政府と統帥部との関係のような話しがあまり触れられていないのが残念なところですかね。ですが、手を広げると際限なく広まってしまうので、手軽に読むことのできる範囲では良いのかと思います。
本の中でするどく切り込むという感じはあまりないのですが、全体的な雰囲気としてはフランスにしろイギリスにしろ、機関銃が待ち構えている陣地に歩兵を突撃させることを批判しているように感じました。第一次世界大戦ではイギリスが初めて戦車を投入しますが、この点について詳しくは触れられていないのですが。リデル・ハートは戦車によって陣地を突破して、一気に敵の背後に進出する戦略を良しとしている雰囲気がします。
ここいらへんについては彼の他の著作に書かれているのではないかと、これから読むのを楽しみにしているところです。
まずもって第一次世界大戦というとほうもない大きな戦争を手軽な一冊の本にまとめているのに驚きます。基本陸軍の戦いが中心にはなってしまうのと、政府と統帥部との関係のような話しがあまり触れられていないのが残念なところですかね。ですが、手を広げると際限なく広まってしまうので、手軽に読むことのできる範囲では良いのかと思います。
本の中でするどく切り込むという感じはあまりないのですが、全体的な雰囲気としてはフランスにしろイギリスにしろ、機関銃が待ち構えている陣地に歩兵を突撃させることを批判しているように感じました。第一次世界大戦ではイギリスが初めて戦車を投入しますが、この点について詳しくは触れられていないのですが。リデル・ハートは戦車によって陣地を突破して、一気に敵の背後に進出する戦略を良しとしている雰囲気がします。
ここいらへんについては彼の他の著作に書かれているのではないかと、これから読むのを楽しみにしているところです。
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