トーネードの無職生活

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ヒストリーチャンネルで放映されたP-51ムスタングの番組を見る

2019-04-01 03:20:39 | 日記
 眠れん。全く眠れん。これで二晩か。たぶん昼間睡魔に襲われて寝てしまいそうだなあ。2時間でいいから眠れるだけでずいぶん違うんですけれどもね。

 さてヒストリーチャンネルで放映されていて録画していたP-51ムスタングの番組を見ました。P-51ムスタングは第二次世界大戦で最も優秀な戦闘機のひとつといわれるアメリカのノースアメリカン社が開発した戦闘機です。そして最も美しい戦闘機のひとつです。

 開発のきっかけは、アメリカを訪れたイギリスの使節団がノースアメリカン社に対してカーチスのP-40戦闘機をノースアメリカン社でも生産して輸出ほしいと要請したことにに始まります。それに対して、ノースアメリカン社はP-40より高性能の戦闘機を短期間に開発しますと返事をして開発することとなりました。できあがった戦闘機はP-40と同じエンジンにもかかわらずずっと優速。イギリスはムスタングとして採用することとなりました。

 ただ搭載したエンジンの特性として高空性能が良くありませんでした。そこでイギリスが誇るロールスロイス・マーリンエンジンを搭載してみたら高空性能も良くなりバランスのとれた高性能の戦闘機となりました。そしてP-51の決定版ともいうべきP-51Dが登場してさらに性能が向上しました。

 P-51が登場した意義としてドイツ国内を爆撃していた爆撃機を全行程護衛できる航続距離をもっていたことが大きいと思います。それまではドイツ国内の奥深くの都市を爆撃しようとすると、戦闘機の航続距離が足りなくて途中で引き換えざるを得ませんでした。これで爆撃機の被害がだいぶ減ったのではないかと思います。

 P-51は液冷戦闘機ですが、液冷戦闘機は機体のどこかにラジエーターを搭載しなければなりません。これラジエーターの処理の良し悪しが戦闘機としての性能を決めるところがあります。その点でP-51は最もうまくラジエーターを処理した機体なのではないかなあと感じています。

 番組では飛行可能なオリジナルのP-51Dが飛ぶ映像が何度も流れましたが、戦争に勝った国なので終戦時に稼働する機体は多かったはずで、退役するときに民間に払い下げされたりしたりもしたのではないかと思うので、たぶんアメリカでは飛行できるオリジナルのP-51は沢山あるのではないかと思います。中にはレーサーに改造されている機体もあるそうです。敗戦国でひっそりと展示される機体がある程度の我が国とは大違いです。



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