ネットの記事によると日本の工作機械業界が絶好調とのことです。工作機械というと企業が設備投資をしないと注文が入らないわけで、景気に大きく左右される産業だと思います。日本経済も庶民には景気が良くなったという実感は乏しいとしても、企業業績は大変に良い状況なので国内の設備投資も増えていると思います。
それに加えて工作機械業界が絶好調なのは、中国からの注文が拡大しているとのことです。中国は世界の工場になって久しいですが、以前は人海戦術というか農村から集めた労働者の数で勝負という感じでしたが、ここにきて賃金の上昇とか無尽蔵にいそうな人材も頭打ち傾向のようで、ロボットの工作機械を導入することになってきたようです。そのため日本の工作機械業界への注文が増えて、絶好調ということのようです。
考えてみれば、太平洋戦争の時日本は東洋では唯一自国で軍艦を作り、航空機を製造していました。しかし、ドイツやアメリカ、イギリスと比べると工作機械の精度が劣り、自国で性能の高い工作機械を作ることができませんでした。特に航空機のエンジンでいうと、日本のエンジンは常にオイルの油漏れがしていましたが、アメリカ軍の航空機のエンジンではオイルの油漏れはなかったといいます。
日本の場合は精度の劣る工作機械でエンジンを作ることになるわけですが、それをちゃんと動くするようにするには職人の手作業が必要になるという按配でした。平時はそれでも良いでしょうが、戦時に大量にエンジンが必要になるとカタログスペックの性能の出るエンジンが作れないという状態になりました。
また、部品の精度も悪いわけで、故障した部品を取り換えたとしてもエンジンがちゃんと動かない。つまり部品の互換性がないなんて状態になってしまったわけです。
そんな反省もあったのか、戦後、日本の工作機械は性能を向上させて、みごと世界一ともいえるものとなりました。それが今の製造業全体を支えているともいえるわけです。
それに加えて工作機械業界が絶好調なのは、中国からの注文が拡大しているとのことです。中国は世界の工場になって久しいですが、以前は人海戦術というか農村から集めた労働者の数で勝負という感じでしたが、ここにきて賃金の上昇とか無尽蔵にいそうな人材も頭打ち傾向のようで、ロボットの工作機械を導入することになってきたようです。そのため日本の工作機械業界への注文が増えて、絶好調ということのようです。
考えてみれば、太平洋戦争の時日本は東洋では唯一自国で軍艦を作り、航空機を製造していました。しかし、ドイツやアメリカ、イギリスと比べると工作機械の精度が劣り、自国で性能の高い工作機械を作ることができませんでした。特に航空機のエンジンでいうと、日本のエンジンは常にオイルの油漏れがしていましたが、アメリカ軍の航空機のエンジンではオイルの油漏れはなかったといいます。
日本の場合は精度の劣る工作機械でエンジンを作ることになるわけですが、それをちゃんと動くするようにするには職人の手作業が必要になるという按配でした。平時はそれでも良いでしょうが、戦時に大量にエンジンが必要になるとカタログスペックの性能の出るエンジンが作れないという状態になりました。
また、部品の精度も悪いわけで、故障した部品を取り換えたとしてもエンジンがちゃんと動かない。つまり部品の互換性がないなんて状態になってしまったわけです。
そんな反省もあったのか、戦後、日本の工作機械は性能を向上させて、みごと世界一ともいえるものとなりました。それが今の製造業全体を支えているともいえるわけです。
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