これは昨日(12/22)の昼に書いた文章.
遅れて投稿するのは変な気分だ.
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昨日の夜から名古屋でとあるシステムの復旧作業.
年末はうちみたいな小さなところでも大変なので,なんとしても助けたかった.
終電も2時間過ぎたところ,ほんの少しだけだが光が見えた.
もうどうしようもないかもしれないという絶望から見えた光は大変な勇気を与えてくれた.
大切なお客さんを助けたいという思い,抑えようのない知的好奇心,大どんでん返しへの野心.
ここまで揃うと,夜通しで作業をしようということにためらいはなかった.
私を送るために待ってくれていた人に先に帰ってもらい,担当者の方と一緒に夜通しの調査と試行が始まった.
しかし,ここから先は見えていた光も再び見えなくなっていた.
調べぬいた対策.それだけでもう空が白んでいた.
間違いの許されない煩雑さのある先の見えないほどの長い作業の繰り返し.
気がつけばみんなが出社してくるだろうという時間になっていた.
そこからようやく最初のトライ.
しかし無常にも前進が見られない...愕然とした.
10時間かけてやってきたことが水泡に帰すのか...
大きな壁を感じた.
でも,エラーメッセージが私の趣味じゃない.
何か見落としがあるのではないだろうか?
なんとなく腑に落ちないものがあったので,作業の順番を予定から変えて,休みの日に時間を取ってじっくりするはずだったことに着手した.
しかし,それもうまくいかない.
周りには寝袋から目覚めようかという人がいる.
外からは人の声も聞こえ始めた.
本当にもう何も進まないのだろうか?
昔の記憶と記録を洗いながら,何をまだやっていないかを考察する.
苦しさで気が狂いそうだった.
サーバーはリブートしまくっても,私の頭はすっきりしない.
その時,思いつきで目指すものを変えてみた.
するとネットワーク周りから親和性を感じ出した.
目指すべきものは最初に信じていたものではなかった.
人がかなり増えてきた頃,ようやく確実な進展を約束できる状況が整った.
苦しいが進めた.非常に満足.
さてこれをさらに進めるには協力者が必要だ.
丁寧に,しかし危機感を理解させながら説明した.
少しいじめすぎただろうか.
少しのつもりが,一通り説明したら1時間を越えていた.
結局,鈴鹿に帰ったのは昼前.
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