鈴鹿市と隣接する千里にある中華料理屋「上海湯包」は通ううちにオーナーとも奥さんとも仲良くなったお店.
今はお父さん(オーナー)は中国へ,仕事のやり手の奥さんも確か上海へ行っている.
だから今はお店は日本語が通じない.
ウェイトレスの「うめいか」さんの素敵な笑顔で,とりあえず言語の問題は棚上げされている.
今夜はクリスマス.
「メリークリスマス」と私が挨拶をすると,それを理解したうめいかさんはそれに対応する中国語を教えてくれたが理解不能.「クリ」だけわかった気がするが,それ以上,彼女を困らせることをしないでおこう.
とっても気になるコースがある.
「ペアコース お二人様1980円(税込2080円)」
税込金額のずれもなんだか気になるが,いつも注文しそこなっていたので非常に気になるメニューだった.
出てきてびっくり.
料理人の腕は以前から定評があるが,私の思うこの店の特徴である「辛すぎない」,「脂っこすぎない」,「素材を大切に扱う」というところが,余すことなく生かされている料理の数々.
非常に満足だった.特にピータンと野菜スープは良かった.
量も多いくらい.なんとも苦しい.
最後に気になるのは値段のことだった.
お二人様2080円と書いてあるが,どこまで信じてよいのだろうか.
あの量,あの種類の多さ.
ひとり1040円だと,どう考えてもおかしい.
あれが書き間違いでひとり2080円でも満足なレベルの料理だった.
嫁さんに「俺は満足しとるし,言われたとおりに払うぞ」と言うと,嫁さんもそれでええとのことだった.
うめいかさんをレジに呼び,お勘定を促すと,なんとまぁ2080円だった.
ちょっと安すぎるんじゃないだろうか...
うまいし多いし安い笑顔もいい.
かなり異文化的なところだが,こんないいコースはどこにもない.
千里に来るなら,お金を払うほうが不安になるお店「上海湯包」へ行って2000円クラスのペアコースを頼まれると良いでしょう.
ちなみにすぐ近くにどんなに飲んでも1000円に達することが出来ないお店もありますが,それはまた今度紹介しましょう.
それにしても「上海湯包」恐るべし.
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