額田王の気配ふとあり曼珠沙華
額田王(ぬかたのきみ)
いにしへの権勢の丘秋の風
明日香村の甘樫丘
秋興や老いどち集ふ歌くらべ
秋興や五歳若やぐ顔エステ
額田王の気配ふとあり曼珠沙華
額田王(ぬかたのきみ)
いにしへの権勢の丘秋の風
明日香村の甘樫丘
秋興や老いどち集ふ歌くらべ
秋興や五歳若やぐ顔エステ
改新の秋であれかし板蓋宮
季語が弱いかな
権勢も石下に眠り月の秋
秋分や行く道明日は来し道に
いにしへの都の里や彼岸花
今生で朽ち果つるとも彼岸花
虫籠に大原知らず老いにけり
虫籠や虫の心根知らずして
虫籠の如くカラオケ喫茶かな
鹿倉山を遥かす里や曼珠沙華
藁塚や猿と見紛ふ園となり
戦後子の未だ盛りとて敬老日
逞しかりし戦後男の子やをとこへし
男塚女塚とや女郎花
能の演目「女郎花」より一句
女郎花てふ名の背負ひたる悲哀かな
核の呪縛解けぬ地球や碇星
連れ添ひて四十六年竹の春
昨日、46回目の結婚記念日を迎えました。