鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

十日戎

2012-01-11 06:00:24 | 写真短歌・写真俳句

福娘の笑みも一福宵戎

(ふくむすめのえみもいちふくよいえびす)

各地の戎神社を中心に行われる十日戎、

1月9日は、宵戎です。

わが市の神社に行ってきましたが、

すごい人出で、満足に撮影もできないまま帰ってきました。

 

景気呼ぶ浪花手締めや本戎

(けいきよぶなにわてじめやほんえびす)

1月10日は、本戎です。

 大阪ミナミでは、宝恵駕籠行列が行われたのですが、

予定が入って撮影に行けずでした。

そこで、せめてもと思い、

以前(2009年)に撮った写真を再掲します。

行列の途中、要所要所で、セレモニーと、

大阪手締めが行われます。

 大阪手締めは、

「打ちましょパンパン、もうひとつとせ パンパン、

祝うて三度でパパンノパン」と打ちます。

↓ミナミの芸妓さん。

↓今宮戎神社の福娘さん

↓地元商店街のいとさん。

加えて、芸能界、スポーツ界などの有名人が、

大阪戎橋から今宮戎神社まで練り歩きます。

投稿句有難うございました。

一升が空いても未だ眠る山    よしさん

 

 

リンク→鎌ちゃんの写真短歌写真俳句アルバム

 

        《ツィッターつぶやき句》 

1月4日から10日まで、ツィッターでつぶやいた句をまとめました。

いつか、写真を添えて、再登場する句もあるかと思います。 

御降や独居の母を残しきて       「淋しくなる」母のポツリと牡丹雪

鏡餅夫婦相和す如きかな               丸き星地球に住みて鏡餅

御帳綴増税議論かまびすし           帳綴や我慢我慢の老備へ

悲しみの詰まりし破魔矢返しけり     母のまた小さくなりて初参り

だらり帯八坂参りの破魔矢かな       雪掻きの付けは翌日サロンパス

はんなりと京都言葉や淑気満       節電に灯油高なり寒の入

故郷の越前富士や淑気満つ      おやじギャグひとつ滑りてああ小寒

小寒や陽射しの今朝は眩しくて     雪掻きて除染の彼の地思ひけり

松原に松は戻らず松納め              棚探し昔鼠も跳梁し

新しき御札鎮座し棚探し               窓叩く不況の風や松納め

年一つ重ねし皺や初鏡               人待つに疲れし齢松納め

初便り弱気強気が覗きけり              寒鯉の洗ひや余呉の旅の宿

故郷の満照頭や勅題菓               独り寝の淋しき夜や寒の鯉

接吻の残り香甘き寒の紅               手鞠の手それたるままの六十路かな

手鞠唄気づけば独りぼちなりき             鳥総松明日が昨日になる速さ

この年の希望一枝鳥総松                遅ればせの挨拶交はし鳥総松

手鞠の手それてじよじよ履く女の子    担茶屋無粋の家に花一輪

身の上を問わず語らず担茶屋      着膨れて心膨らす句詠みかな

重ね着をさせてあげたき地蔵かな    着膨れてスローライフを生きんかな