父と子と砂場遊びや花日和
(ちちとことすなばあそびやはなびより)
微笑ましい父と子の光景を見て詠みました。
どうも稚拙な句で、お恥ずかしい。最近スランプ気味。
雪やなぎ滾る思ひの潮かな
(ゆきやなぎたぎるおもいのうしおかな)
写真と句が近すぎの上、類句が多いパターンかな?
4月1日~10日のつぶやき句を、自選30句にまとめました。
青春の溢る思ひか雪やなぎ 虫出しや海人草の遠き味
鯨肉をたらふく喰はむ万愚節 四月馬鹿嘘に始まる恋もあり
桜東風馬に唱へるお念仏 此処になきあなたの心桜東風
桜東風別れ話を切り出せず 桜東風坂本冬美のお七かな
春日影つくづく我の老いにけり 子守唄と聞く数学や春眠し
春眠や数えし羊幾千も 教室の子らの空ろや春眠し
清明や万葉の恋ほのぼのと 清明や濁世にありて清き人
鳥風や大望抱きし頃遠く 鳥風や裸婦像の胸ぴんと張り
一点を見つめる鷺や鳥曇 花筏野崎参りの昔かな
船頭はどなたさんやら花筏 都へと琵琶湖疏水の花筏
片恋の思ひさながら花筏 運命てふ流れに散りて花筏
青春の恋文ちくり忘れ 青春の日々のセピアに忘れ霜
通学路登りきたれば山桜 康成の育ちし里や山桜
四方山の桜包める母校かな 花過ぎや晩婚少子すすむ国
花過ぎや高度成長期もありき ことわりの諸行無常や桜過ぎ