稔り穂の波と下り来る棚田かな
(みのりほのなみとおりくるたなだかな)
稲掛の香の芳しく里の風
(いなかけのかのかんばしくさとのかぜ)
稲穂垂る如くに母の老いにけり
(いなほたるごとくにははのおいにけり)
老い母に、施設入りを告げなければならない時が近づいてきた。
病院から帰れるものと思っている母を、どのように納得させるか。
つらい役目を背負ったものである。
稔り穂の波と下り来る棚田かな
(みのりほのなみとおりくるたなだかな)
稲掛の香の芳しく里の風
(いなかけのかのかんばしくさとのかぜ)
稲穂垂る如くに母の老いにけり
(いなほたるごとくにははのおいにけり)
老い母に、施設入りを告げなければならない時が近づいてきた。
病院から帰れるものと思っている母を、どのように納得させるか。
つらい役目を背負ったものである。