鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

洗い髪

2015-06-11 16:53:41 | 写真俳句

洗ひ髪梳きて紅引くをみなかな

(あらいがみすきてべにひくをみなかな) 

フェイジョアの花のイメージで詠んだ2句です。

 

マスカラで仕上ぐ化粧や洗ひ髪

(ますからでしあぐけしょうやあらいがみ)

 

        6月1日~10日のつぶやき句を32句にまとめました。

     車前草の花眼覚め良き朝となり        気がつけば叫んでた車前草の花

     車前草の花やリアカー引く道に        全山に響く読経や夏安居

     愛憎を数多抱きて夏安居            老僧の危うき読経夏安居

     四苦抱ける衆生でありて夏安居       過ぎしことくよくよせずにみずすまし

     忍法は甲賀か伊賀か水澄まし        太陽をつとよぎりけり水澄まし

     店番の老婆が一人扇風機           四畳半一間の恋や扇風機

     扇風機茶店閉じるというマスター       結葉をくぐり貴船の木の根道

     結葉をくぐる叡電鞍馬道             結葉や八坂の宮の朱の鳥居

     結葉や黒部の峪の湯治宿           結葉をくぐる叡電鞍馬道

     結葉や八坂の宮の朱の鳥居         立ち漕ぎの女生徒清き芒種かな

     老農の木陰に憩ふ芒種かな         若嫁の耕機操る芒種かな

     十薬の咲きて抜かるるさだめかな      どくだみの花や朝より薬づけ

     十薬や戦後貧しき小学校            むくつけき風鈴売りや音清く

     風韻を含め風鈴売りの音            風鈴の音やみどりごの笑みの先

     別腹といふ腹のあり冷素麺          四畳半下宿の昼餉冷素麺

     この峠越えれば丹波栗の花         丹波へとトンネル六つ栗の花