鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

冬支度

2015-11-02 16:48:08 | 写真俳句

おくどには神おはすてふ冬支度

(おくどにはかみおわすてふふゆじたく)

 

秋思かな村のはずれの古ポスト

(しゅうしかなむらのはずれのふるぽすと)

 

故郷の家は無住に石蕗の花

(ふるさとのいえはむじゅうにつわのはな)

 

10月の写真俳句を デジブックアルバム にまとめました。

      

      10月21日~31日のつぶやき句を34句にまとめました。

     欧州に溢る難民鷹渡る             山寺の遠き鐘の音鷹渡る

     あの山の先はまた山鷹渡る          一位の実吐きて魂胆決まりけり

     一位の実あとは行動移すのみ        一位の実昔むかしの隠れんぼ

     優しさも時に罪かな一位の実          秋の蠅長寿と言へど幸不幸

     生き難き長寿の国や秋の蠅          白山の遠き白嶺や鷹渡る

     霜降やマネキンだけが似合う服       霜降の野良が求める陽射しかな

     墓建てていよよ終活秋土用          老いの日をローに切り替え秋土用

     門前の人生訓や秋土用             吽形の狛見上げたる秋の空

     からすみや質素に暮らしをりまする     からすみやあれはひと夜の旅の宿

     からすみや生に一度の贅の味        坂鳥や残り一年六十路坂

     坂鳥や老うほど生の荷の重く          坂鳥や今日を越えれば明日がある

     坂鳥や上り下りは同じ数              不器用で頑固に生きて胡桃割る

     人形の秘話聞く夜や胡桃割る         人形のささやく夜や胡桃割る

     この世にて思ふあの世や星流る       星流る我が愁いなど小さきもの

     星流る母の病めるといふ知らせ       星流る断頭台に散る王妃

     希薄なる地域の縁芋煮会           芋煮るや田舎者とのあだ名され

     遠き日を辿る山路や木の実落つ       兵のい並ぶ墓地や木の実落つ