物忘れ歳のせいかな汗を拭く
(ものわすれとしのせいかなあせをふく)
顔エステの効果出ている?我が肌(^O^)/
サングラス渡哲也を気取りけり
(さんぐらすわたりてつやをきどりけり)
カラオケ喫茶のママやお客さんがそう言っておだてるものですから。
7月1日~10日のつぶやき句を34句にまとめました。
水芭蕉母子観音の慈顔かな 白嶺に遠く抱かれ水芭蕉
七十路へいよよ急坂半夏生 ひっそりと逝きしあいつや桜の実
名を残すほどのこと無く桜の実 実桜の人に知られで落ちにけり
独り酒シンと飲み聞く氷雨かな 予報士の言ひ訳めける氷雨かな
背泳ぎや故郷を離りて日々遠く 現役を退きて九年桜の実
頂を目指す急坂岩燕 北穂より目指す奥穂や岩燕
岩燕北アルプスにある銀座 山ガールの姦しきかな岩燕
歩きても立ちても美しき百合の花 少女らの小悪魔めきて小鬼百合
乳飲み子を抱きて教へ子百合の花 恋すてふ鉄砲百合に撃たれけり
人魂と紛ひたる子ら夕蛍 年輪を刻みし顔や半夏生
舞妓舞ふ白きうなじや半夏生 さういへば奴の逝きし日夕蛍
選挙カーのいよよ声増す小暑かな お決まりの愚痴が口突く小暑かな
重ね来し罪の多さや草を抜く 草抜きや賽の河原で石積む子
日々に聞く妻の愚痴かな草むしり 片恋に嘆く源氏や帚草
掃き清めたきこと数多箒草 今日の雲昨日のことは忘草
放棄田に彩を添えけり野萱草 夕立の来てあたふたと別れけり
夕立やつひに告白できぬまま 夕立や軒を借りたる多生の縁