鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

ものの芽

2015-03-09 16:20:01 | 写真俳句

ものの芽やニキビ気にする女高生

(もののめやにきびきにするじょこうせい)

 

 

ものの芽やチクリと若き日々のこと

(もののめやちくりとわかきひびのこと)

 


観梅

2015-03-07 16:28:39 | 写真俳句

歳古りて身に増す垢や梅真白

(としふりてみにますあかやうめましろ)

 

観梅や文殊菩薩は獅子に座し

(かんばいやもんじゅぼさつはししにざし)

 

里山の風のやはらに梅真白

(さとやまのかぜのやわらにうめましろ)

 


啓蟄

2015-03-05 10:25:22 | 写真俳句

啓蟄やまだ夢持てぬ子でありき

(けいちつやまだゆめもてぬこでありき)

今年の啓蟄は3月6日。

これといった夢は持っていなかった少年時代だった。

 

啓蟄やお腹の虫が騒ぎ出し

(けいちつやおなかのむしがさわぎだし)

「腹の虫がおさまらない」というが、

そんなことが多すぎる世の中になったものだ。

 

啓蟄やまたぞろ鼻の蕗出物

(けいちつやまたぞろはなのふきでもの)

先のインフルエンザの時にできた、

鼻の下のおできが、もう1か月にもなるのに治らない。

蕗の薹と「蕗出物」・・・・

フェイスブック友のふらりさんからいただいた洒落です。

 


雛飾り(その2)

2015-03-03 17:11:00 | 写真俳句

思ひ出は無してふ妻やひな祭り

(おもいではなしてふつまやひなまつり)

妻には、ひな祭りを祝ってもらった思い出がないという。

もちろん、男の私にもないのであるが。

 

荒ぶ世を憂ふが如き雛かな

(すさぶよをうれうがごときひいなかな)

 

美女雛を横目で見たき男雛かな

(びめびなをよこめでみたきおびなかな)

私だったら、チラリチラリと、見たいと思うでしょうが、

このように並べられてはね。