小暑てふ響きに余る小暑かな
(しょうしょてふひびきにあまるしょうしょかな)
ここ数日の暑さは、とても小暑では済まされない暑さです。
短冊に願いを託す小暑かな
(たんざくにねがいをたくすしょうしょかな)
「七夕」で詠みたいところですが、秋の季語なので。
曲がる背を容赦なく射す小暑かな
(まがるせをようしゃなくさすしょうしょかな)
私の後ろ姿です。背中が曲がってきています。
小暑てふ響きに余る小暑かな
(しょうしょてふひびきにあまるしょうしょかな)
ここ数日の暑さは、とても小暑では済まされない暑さです。
短冊に願いを託す小暑かな
(たんざくにねがいをたくすしょうしょかな)
「七夕」で詠みたいところですが、秋の季語なので。
曲がる背を容赦なく射す小暑かな
(まがるせをようしゃなくさすしょうしょかな)
私の後ろ姿です。背中が曲がってきています。
夏帽子着せてあげたき地蔵かな
(なつぼうしきせてあげたきじぞうかな)
禿頭を隠す髭爺夏帽子
(とくとうをかくすひげじいなつぼうし)
カラオケ喫茶で出会った方を詠みました!(^^)!
童心に戻る手遊び夏帽子
(どうしんにもどるてあそびなつぼうし)
親戚のゆきちゃんの帽子でご満悦の私。
シャッターを押したのはゆきちゃんです。
むざむざと誘い込まれぬ夏灯
(むざむざとさそいこまれぬなつともし)
以前に撮った道頓堀界隈の写真に、句をつけました。
杯重ね待てどもやまず半夏雨
(はいかさねまてどもやまずはんげあめ)
拝
道頓堀の夜やさながら誘蛾灯
(とんぼりのよるやさながらゆうがとう)
どくだみの花に昭和の匂ひかな
(どくだみのはなにしょうわのにおいかな)
昭和の匂い・・・・小学校時代の夏休みの課題、薬草集めを思い出します。
十薬の咲きて抜かるるさだめかな
(じゅうやくのさきてぬかるるさだめかな)
十薬や己は気づかぬ加齢臭
(じゅうやくやおのはきづかぬかれいしゅう)
6月の写真俳句を デジブック と アルバム にまとめました。
6月21日~30日のつぶやき句を30句にまとめました。
無住家に夏至を刻める時計かな 傾ける地軸の不思議けふは夏至
狂ひなき自転公転けふは夏至 鍬形や腕白坊主七十路に
鍬形におづおづ触れる幼児かな 鍬形や得意の技は押し相撲
鍬形やいよよ真田の十勇士 少年の汗疹ならずのニキビかな
汗疹して就寝前のエステかな 嬰児の汗疹に覚める夜泣きかな
白靴を履きてちょい悪気取りかな 白靴を履きて八十爺恋演歌
妖気めく乱歩小説黒揚羽 奇術師の謎めく手技や黒揚羽
葬列のをみなの凛と黒揚羽 艶めける黒衣の女性や黒揚羽
永久の世に発ちし彼の女性走馬灯 若き日をさ迷う母や走馬灯
S盤の音パチパチと走馬灯 柳ヶ瀬の寂れ酒場のさそりかな
貞淑を脱ぎてさそりの女かな 酌むほどに正体曝す蠍かな
日本酒を飲みたくもありビアガーデン 舞妓注ぐ鴨川(かも)の宴やビアガーデン
日本酒がやっぱり好きでビアガーデン 末摘花摘むや源氏の忍び恋
老いたりと言へどをみなや紅の花 老農の長寿に田蛭効果かな
蛭吸ふか薬漬けなる血なれども 万病を持つ身の茅の輪くぐりかな