最近、こんなのばっかり書いてる気がしますが、まあネタも知恵もないんで仕方ありません。六本木の防衛庁の跡地にできたミッドタウンのオープンは30日だそうですが、その前の内覧会のチケットが手に入りました。夜来の雨がまだ残っている中を歩いて行きます。先日の国立新美術館とは目と鼻の先、もちろんこちらの方が大江戸線の出口すぐで足の便はいいです。
六本木の交差点を曲がると日曜日の午前中とは思えない人通り、おそらくミッドタウンに行く人たちでしょう。元々六本木はターミナルでもなんでもないところですから、道が狭い。この外苑西通りの歩道は特に狭くて、金曜日の夜なんか歩きにくくてしょうがないですね。地方都市の広くてガラガラのアーケードに分けてあげたいです。……なんてことを考えながら歩いて行くと見えてきました。ま、何回も見てますが、タワー部分に雲がかかっているのが風情があると言えばある、ないと言えばないw。入り口はけっこう混雑していました。内覧会なんて言っても私に回ってくるくらいですから、何万枚と撒いたんでしょう。オープン後よりはましと思って我慢するしかありません。
中から見上げてもタワーの先は雲がかかっています。地下から入って行ったんですが、プロムナードと言うのかアーケードと言うのか画像のように最近のデパ地下ふうのお店が並んでいます。
本館とおぼしきところに入ると吹き抜けになっています。これもわりとよく見るタイプの♪造りです。その奥が庭を見渡すラウンジになっていてなかなかいい感じです。オブジェがあったりして美術館っぽいですね。靴下の中に石のようなものが入っていてずっと気になっていたんで、椅子に座って靴と靴下を脱いでパタパタしていたら係の人が「東京ミッドタウンにようこそいらっしゃいました」と声を掛けてくれました。上客に見えたのでしょうw。
上の階にサントリー美術館があります。国立新美術館を中心に六本木ヒルズの森美術館と合わせて、この辺りは芸術の中心地になるんだそうです。加えてさっき通った道には風俗紹介店もありますw。混んでるのが目に見えているので見たくもないんですが、タダ券がある以上入らざるをえません。人の好意は素直に受けなさいという親の教育の賜物でしょう。親は減らず口を教えた覚えはないんでしょうけど。
画像の左側が展示室で階段の上も同じ造りです。やっぱり人が多いです。特に小さなものの前には群れていて、たぶん目玉の一つの狩野探幽の屏風絵には端っこの解説のところ以外にはパラパラとしか人はいません。空いてるところで見ればいいわけです。
近寄って細密描写を点検し、遠ざかって右隻・左隻の対比を見て取る、尾形光琳の作品を見たらまた戻って構図や筆勢の違いを味わう。……要は人の流れを邪魔してるわけでお互い迷惑です。嫌々入ったんならやめておけばいいのにと自分でも思います。きれいね。うまいね。私にとっては無意味な言葉が聞こえます。まるで動物園です。室町時代から江戸時代にかけての屏風絵などの絵画、能装束などの着物、鉢や壷などの焼き物、ガラスの酒器がここには並べられていますが、すべて実用性のあるもので、「芸術」ではありません。
今日は朝廷から○○様がお見えになる。屏風はこれ、床の間の花器はあれ、宴会に使う鉢と酒器はこれ、能楽師はあの装束がよい。季節はもちろん、相手の好み、主人の趣向、お互いの思惑などを考えて。いや、私ならそうするということに過ぎません。ただの妄想です。ガラスケースの中に閉じ込められたものたちは、自分はこういうふうに使われ、触られ、役割を果たしてきたと言います。ただ見られるだけなんて、飼い殺しだと。野生の動物を閉じ込めた動物園です。……いや、例外がありました。最後にあった古田織部と尾形乾山の焼き物だけは「芸術」でした。まるで品種改良を重ねた犬か猫のように。それでも触られ、愛玩されることは欲していましたが。
こういうところに来るといつも思うんですが、私が買いたくなるものってまずありません。まあ、女性用のアパレルが多いから当然ですけど、男性向けの店はもっと目が向きません。お店の中も混んでいないようです。でも、食べ物屋さんだけはどこも行列ができていました。ここで食べなくても駅の途中にいっぱいあるだろうと思って、通路から中が見えるカフェに目を遣るとパスタにデジカメを向けている女性がいました。たぶんブログにでも載せるんでしょう。ネタも知恵もないことです。
画像を見てもわかるように六本木ヒルズよりも単純な設計で方向感覚がつかみやすいですが、それだけにユニークさはありません。でも、オープン後はたくさんの人が来るでしょう。大して広くない表参道ヒルズが混雑していたように。でも、次の新名所ができるまでという気もします。汐留シオサイトはもうガラガラだとか聞きました。……東京は人間も施設も使い捨てるのが好きなんでしょう。タワーの方は今日は登れないということなので、外に出てなんだかほっとしました。交差点の手前のインド料理店でマトンとほうれん草の2種類のカレーと大きなナンを食べて、ラッシーを飲んで帰りました。
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六本木の交差点を曲がると日曜日の午前中とは思えない人通り、おそらくミッドタウンに行く人たちでしょう。元々六本木はターミナルでもなんでもないところですから、道が狭い。この外苑西通りの歩道は特に狭くて、金曜日の夜なんか歩きにくくてしょうがないですね。地方都市の広くてガラガラのアーケードに分けてあげたいです。……なんてことを考えながら歩いて行くと見えてきました。ま、何回も見てますが、タワー部分に雲がかかっているのが風情があると言えばある、ないと言えばないw。入り口はけっこう混雑していました。内覧会なんて言っても私に回ってくるくらいですから、何万枚と撒いたんでしょう。オープン後よりはましと思って我慢するしかありません。
中から見上げてもタワーの先は雲がかかっています。地下から入って行ったんですが、プロムナードと言うのかアーケードと言うのか画像のように最近のデパ地下ふうのお店が並んでいます。
本館とおぼしきところに入ると吹き抜けになっています。これもわりとよく見るタイプの♪造りです。その奥が庭を見渡すラウンジになっていてなかなかいい感じです。オブジェがあったりして美術館っぽいですね。靴下の中に石のようなものが入っていてずっと気になっていたんで、椅子に座って靴と靴下を脱いでパタパタしていたら係の人が「東京ミッドタウンにようこそいらっしゃいました」と声を掛けてくれました。上客に見えたのでしょうw。
上の階にサントリー美術館があります。国立新美術館を中心に六本木ヒルズの森美術館と合わせて、この辺りは芸術の中心地になるんだそうです。加えてさっき通った道には風俗紹介店もありますw。混んでるのが目に見えているので見たくもないんですが、タダ券がある以上入らざるをえません。人の好意は素直に受けなさいという親の教育の賜物でしょう。親は減らず口を教えた覚えはないんでしょうけど。
画像の左側が展示室で階段の上も同じ造りです。やっぱり人が多いです。特に小さなものの前には群れていて、たぶん目玉の一つの狩野探幽の屏風絵には端っこの解説のところ以外にはパラパラとしか人はいません。空いてるところで見ればいいわけです。
近寄って細密描写を点検し、遠ざかって右隻・左隻の対比を見て取る、尾形光琳の作品を見たらまた戻って構図や筆勢の違いを味わう。……要は人の流れを邪魔してるわけでお互い迷惑です。嫌々入ったんならやめておけばいいのにと自分でも思います。きれいね。うまいね。私にとっては無意味な言葉が聞こえます。まるで動物園です。室町時代から江戸時代にかけての屏風絵などの絵画、能装束などの着物、鉢や壷などの焼き物、ガラスの酒器がここには並べられていますが、すべて実用性のあるもので、「芸術」ではありません。
今日は朝廷から○○様がお見えになる。屏風はこれ、床の間の花器はあれ、宴会に使う鉢と酒器はこれ、能楽師はあの装束がよい。季節はもちろん、相手の好み、主人の趣向、お互いの思惑などを考えて。いや、私ならそうするということに過ぎません。ただの妄想です。ガラスケースの中に閉じ込められたものたちは、自分はこういうふうに使われ、触られ、役割を果たしてきたと言います。ただ見られるだけなんて、飼い殺しだと。野生の動物を閉じ込めた動物園です。……いや、例外がありました。最後にあった古田織部と尾形乾山の焼き物だけは「芸術」でした。まるで品種改良を重ねた犬か猫のように。それでも触られ、愛玩されることは欲していましたが。
こういうところに来るといつも思うんですが、私が買いたくなるものってまずありません。まあ、女性用のアパレルが多いから当然ですけど、男性向けの店はもっと目が向きません。お店の中も混んでいないようです。でも、食べ物屋さんだけはどこも行列ができていました。ここで食べなくても駅の途中にいっぱいあるだろうと思って、通路から中が見えるカフェに目を遣るとパスタにデジカメを向けている女性がいました。たぶんブログにでも載せるんでしょう。ネタも知恵もないことです。
画像を見てもわかるように六本木ヒルズよりも単純な設計で方向感覚がつかみやすいですが、それだけにユニークさはありません。でも、オープン後はたくさんの人が来るでしょう。大して広くない表参道ヒルズが混雑していたように。でも、次の新名所ができるまでという気もします。汐留シオサイトはもうガラガラだとか聞きました。……東京は人間も施設も使い捨てるのが好きなんでしょう。タワーの方は今日は登れないということなので、外に出てなんだかほっとしました。交差点の手前のインド料理店でマトンとほうれん草の2種類のカレーと大きなナンを食べて、ラッシーを飲んで帰りました。
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なんかいろんなものがあるサイトです。
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いよいよ今日がオープンですね。防衛庁>空き地>ミッドタウンとなって、人の流れもずいぶん変わっちゃうでしょう。
うちは乃木坂なのですが、休みに人がくることはなかったのに、最近人手が多くて
石っていうより硬いゴミですかね。どうも靴下の中に洗濯した時にでも入ったようで、家を出てすぐに気になっていたんですが。
こういう新名所に行くと自分が世の中の流れから取り残されてるって実感させられるので、やたら攻撃的になって、疲れます
カレー屋さんに入ったときは空いてて静かだったんですが、食べてるうちにどんどん人が入ってきました。
私もダ・ヴィンチ展のチケット抽選5組様っていうのに応募したけど当たらないかなあ…
それにしてもなんで六本木歩いてて靴に石が入るのでしょう?
いやあ、こんな雲まで伸びる建物見て回るなんて、大変だったでしょう、カレーを食べたくだりで私までほっとしました。
しみじみお疲れさま。