フィナンシャル・タイムズの記事っておもしろいのが多いんですが、今日読んだのは特に感心して、なんだか高僧のありがたいお説教を聴いているような気分になりました。中年でも男でもない人にとってはつまらなくて、長ったらしいだけかもしれませんが、まずは読んでみてください。
中年男の作り方――フィナンシャル・タイムズ(1)(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース
中年男の作り方――フィナンシャル・タイムズ(2)(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース
どうですか? 私は冒頭から「社会を構成する人口グループのなかで、中年男ほどとことんバカにされ、見下され、足蹴にされている集団はいない」ってところに驚きました。気取って渋い感じのイギリス紳士も結局は「オヤジ」なんですね。オヤジってアパルトヘイトの対象なんじゃないかと思います。実際、かつてアフロ・アメリカンに投げつけられた形容詞のほとんどが現在の日本で中年男に対して使われています。CMで家族を犬にしていいのはオヤジだけでしょう。平均寿命が男の方が長ければどれだけ多くの女性の学者や政治家やジャーナリストや有象無象が騒ぐことでしょう。
その忌み嫌われる理由もこの記事には執拗に書かれていて反論の余地はありません。救いはクリントン大統領も同類であり、非の打ちどころのない(批判を許さない?w)ヒラリーさんを妻とし続けていることくらいです。結局、団塊の世代より下のオヤジどもには手本はないと記者は言っているようです。自分の父親を手本にすることはできない、しかし「自分らしさ」が長髪とビートルズと大学紛争だった金太郎飴どもに何ができるでしょう? そば打ちと年金と「千の風になって」ですか? でも、少なくとも今の社会や政治を批判する資格はオヤジどもにはないと思います。自分たちが学生の頃、「引っ込め!」と罵倒した教授や機動隊と同じ年頃なんですから。……もちろんこんなことを言っても彼ら(の腹w)が引っ込まないことは百も承知です。だから、嫌われるんだと思いますが、この記者は少しは醜くなく生きるためのアドヴァイスをしてくれています。自分自身に引きつけてコメントしてみましょう。
ジーンズは安物の黒か濃紺のゆったりめ。私の場合、ゆったりめ以外は当てはまっているので安心しました。そう、まるで試験のように考えてしまうところが金太郎飴の性分です。SNSについての「文化革命は私たちのもので、技術革命は彼らのものだ。しかし……技術革新の波に、あなたもしっかり乗る必要はある。ただその時、真赤なサーファーショーツ姿でやたらと目立つのは、控えるべきだ」というのは発言は控えますが、様々な感慨が浮かびます。
整形手術やダンスは私には無縁なんでスルーして、しっかりした考えを持つってところの「ふわっと軽くグリップをもっているあの感じ」っていうのもいいですね。残念なのはクリケットもテニスも私にはできないことです。だから、トレーニングしているとは言えても「現実世界での作業を、脳内世界での作業と一致させるというプロセス」っていう意味でのスポーツにはなってないですね。お酒についてはアドヴァイスとだいたい同じと思います。飲んだ上での記憶ですが。
音楽についてはやっぱりそう考えている人は多いでしょうね。リヒャルト・シュトラウスに「クラシック音楽について言えば、君たちは最高の時代を逃してしまったんだよ。これは本当にどうしようもないことだね」って言われるのと同じようなことかな。……でも、「自分の時代の音楽」なんて問いを発するのは中年男くらいじゃないかしら(と有名音楽評論家ふうにw)。
スポーツカーと若い女性については今回のタイトルを参照してくださいw。
遺書はまだ書いてないですね。あと5年?あと10年?「冷静でビジネスライクな態度」って言われても何を書けばいいのやら。それでマニュアル本を探しにいくようじゃどうしようもないし。……まあ、日頃から60歳過ぎたらガンで死ぬのはいろいろ考える時間ができてありがたいくらいだって思っているので、その頃書きましょうか。それまでは給料と年金よりも「死ぬまでにしておきたい1001個のステキなこと」を探しましょう。
スリッパはイギリスでは年寄りのイメージなんですね。5本指ソックスは履かないし、作務衣も着ないかな。最後が教会なのがやっぱりって感じですが、私の場合、教会に行くとしても「容赦なく自問自答」しないと無理みたいです。お寺?……とても「組織化された宗教の力」や「連帯」なんて感じられそうもないですね。そうしたものを求めているのに自分では見つけられずに、流行を追いかけて健康法や健康食品と同じレヴェルで「安物買いの銭失い」をしてるのが日本の中年男だと思います。
中年男の作り方――フィナンシャル・タイムズ(1)(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース
中年男の作り方――フィナンシャル・タイムズ(2)(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース
どうですか? 私は冒頭から「社会を構成する人口グループのなかで、中年男ほどとことんバカにされ、見下され、足蹴にされている集団はいない」ってところに驚きました。気取って渋い感じのイギリス紳士も結局は「オヤジ」なんですね。オヤジってアパルトヘイトの対象なんじゃないかと思います。実際、かつてアフロ・アメリカンに投げつけられた形容詞のほとんどが現在の日本で中年男に対して使われています。CMで家族を犬にしていいのはオヤジだけでしょう。平均寿命が男の方が長ければどれだけ多くの女性の学者や政治家やジャーナリストや有象無象が騒ぐことでしょう。
その忌み嫌われる理由もこの記事には執拗に書かれていて反論の余地はありません。救いはクリントン大統領も同類であり、非の打ちどころのない(批判を許さない?w)ヒラリーさんを妻とし続けていることくらいです。結局、団塊の世代より下のオヤジどもには手本はないと記者は言っているようです。自分の父親を手本にすることはできない、しかし「自分らしさ」が長髪とビートルズと大学紛争だった金太郎飴どもに何ができるでしょう? そば打ちと年金と「千の風になって」ですか? でも、少なくとも今の社会や政治を批判する資格はオヤジどもにはないと思います。自分たちが学生の頃、「引っ込め!」と罵倒した教授や機動隊と同じ年頃なんですから。……もちろんこんなことを言っても彼ら(の腹w)が引っ込まないことは百も承知です。だから、嫌われるんだと思いますが、この記者は少しは醜くなく生きるためのアドヴァイスをしてくれています。自分自身に引きつけてコメントしてみましょう。
ジーンズは安物の黒か濃紺のゆったりめ。私の場合、ゆったりめ以外は当てはまっているので安心しました。そう、まるで試験のように考えてしまうところが金太郎飴の性分です。SNSについての「文化革命は私たちのもので、技術革命は彼らのものだ。しかし……技術革新の波に、あなたもしっかり乗る必要はある。ただその時、真赤なサーファーショーツ姿でやたらと目立つのは、控えるべきだ」というのは発言は控えますが、様々な感慨が浮かびます。
整形手術やダンスは私には無縁なんでスルーして、しっかりした考えを持つってところの「ふわっと軽くグリップをもっているあの感じ」っていうのもいいですね。残念なのはクリケットもテニスも私にはできないことです。だから、トレーニングしているとは言えても「現実世界での作業を、脳内世界での作業と一致させるというプロセス」っていう意味でのスポーツにはなってないですね。お酒についてはアドヴァイスとだいたい同じと思います。飲んだ上での記憶ですが。
音楽についてはやっぱりそう考えている人は多いでしょうね。リヒャルト・シュトラウスに「クラシック音楽について言えば、君たちは最高の時代を逃してしまったんだよ。これは本当にどうしようもないことだね」って言われるのと同じようなことかな。……でも、「自分の時代の音楽」なんて問いを発するのは中年男くらいじゃないかしら(と有名音楽評論家ふうにw)。
スポーツカーと若い女性については今回のタイトルを参照してくださいw。
遺書はまだ書いてないですね。あと5年?あと10年?「冷静でビジネスライクな態度」って言われても何を書けばいいのやら。それでマニュアル本を探しにいくようじゃどうしようもないし。……まあ、日頃から60歳過ぎたらガンで死ぬのはいろいろ考える時間ができてありがたいくらいだって思っているので、その頃書きましょうか。それまでは給料と年金よりも「死ぬまでにしておきたい1001個のステキなこと」を探しましょう。
スリッパはイギリスでは年寄りのイメージなんですね。5本指ソックスは履かないし、作務衣も着ないかな。最後が教会なのがやっぱりって感じですが、私の場合、教会に行くとしても「容赦なく自問自答」しないと無理みたいです。お寺?……とても「組織化された宗教の力」や「連帯」なんて感じられそうもないですね。そうしたものを求めているのに自分では見つけられずに、流行を追いかけて健康法や健康食品と同じレヴェルで「安物買いの銭失い」をしてるのが日本の中年男だと思います。
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