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図書館というテーマについては、このブログのお得意様が書いているので思いついた。早い話がパクリである。究極のてぬき、てぬきそばの達人であると言って差し支えなかろう。拙も図書館でよくCDを借りる。HDDプレイヤーで聴くようになってからよけいそうである。借りてきてはPCに落とし、プレイヤーに落とす。単純作業であるが、これがなかなか面倒である。再生は問題なくてもPCに落とせないことがしばしばある。見ると盤面がキズだらけである。一体どうしたらこんなにキズが入るのか。おまえら公徳心はないのかと言いたくなるが、アリストテレスは人間は私有物だからこそ大切にすると言っている。彼も公共の場で犬のふんでも踏んだのだろう。
ポップス系については特にそうである。昨日は矢野顕子のCDをごっそり借りてきたが、落とせないのが何曲かあった。拙はハマリやすいたちである。いったん気に入ると全部ないと気がすまなかったりする。彼女のCDは12枚もあったが、今回で制覇した。しかもタダである。新緑の季節にふさわしい爽快感である。
以前は嘉門達夫であった。9枚あった。矢野顕子はともかく、嘉門達夫を地元でもないのに9枚そろえる司書に、おーてみたい。おっとファンでなければわからないターミノロジーを使ってしまった。
昔は小説家の全集を買っていた。何人もいるが、いかにも文学少年のようなラインナップで恥ずかしいので名前は言わない。しかし、よくまあそんな金があったものだ。酒を飲まなかったせいか。日本人は全集が好きだと言われる。クラシックの世界でもモーツァルトやバッハの全集がよく売れたらしい。しかし、武満徹まで出したのには驚いた。
本も借りる。前々回述べたようにCDもそこそこは買うが、本はめったに買わない。邪魔になるからもあるが、要は少年の頃ほど、暇もないし、好きでもなくなったからだろう。大学に入った頃は一日一冊というまるでテロリストのようなモットーを掲げ、だいたいは達成していた。さすがにどんどん読む本が下らないものになってやめた。ほとんど覚えていないが、忘れることを嫌がっているようでは本など読まないほうがいい。
図書館の本はタダなので、1ページも読めないはずの数学の専門書も平気で借りる。不眠症にならない。図書館の本は図書分類に従っているので、整然としているのかも知らんが、探しにくい。本屋のように興味を惹いて買わせようという情熱がないせいか。売らんかなのパルプのままでいたほうが良かったような本も多いが、いい本屋でマイナーなジャンルの本を探すのは気持ちのいいものだ。図書館も民営化したらどうか? 古本屋か。あれは好きではない。おやじの見ていないようで、人を値踏みしている目つきも嫌だし、だいいち欲しい本は100%高い。よくわかっていやがると思ってすごすごと退散する。
家人が図書館に行くなら、イマアイを借りてきてくれと言う。相変わらず愚劣なことしか言わない。あんなベストセラーが帯出されていないわけがないと思いながら、コンピュータで検索してみたが出てこない。首をひねりながらカウンターで訊くと、司書もしばらく探していた。「いま 会いにゆきます」ですね。なーんやそれ。
そういう意味ではやっぱaikoでしょ。
時には心の奥さえも 見えてしまうもんだから
頬は熱くなって たまに悲しくもなった
アンドロメダ……いいなぁ。
だいぶキャラ変わりましたね。我ながら。