さて、小粋なスピーカー+再利用のミニアンプで満足していたのもつかの間、悪魔のささやきは別のところを突いてきました。「音の出口から改善したのはいいけど、もうちょっと上流にも目を向ければ?」そうなんです。ふつうPCから音を出したりするのはミニプラグを使うわけですが、アンプにはこれを赤と白のピンプラグに変換して入力します。「こんなポータブル用のミニプラグから出力していい音になるはずはありません!お客さん」と言われたわけではありませんが、もう言われた気になって夜も寝られません。昼寝はできます。
で、実は3つの売り場をうろうろしてる時もサウンドカードを使えばちゃんとPCからでもピンプラグで出力できるようです。サイトを見てみると専門的な解説があってサウンドカードを使うと音が良くなることがとてもわかりやすく説明してあります。その内容をかいつまんで言うと「音楽を楽しむためにはおカネをかけるべきだ」というこの連載の最初に書いたようなことです。……え?それ以上のこと?そんなのわかりませんよ。電気は苦手なんです。見えないし、ビリビリするし。だいいちオーディオの解説記事なんて常に音が良くなりましたとしか書いてないんで、もし全部本当だったら昔は音楽が聞こえないような製品ばっかりだったとしか思えません。
でも、PCの内部に細工するというそっちの方がやってみたくなったんですね。今にして思えば。……子どもの頃、家のラジオとか目覚まし時計とか故障したりするとよく修理したもので、その時の知的好奇心が蘇ってきました。ちなみに修理箇所が見つからずやむなくバラバラにしていたせいなのか、私が親戚の家に遊びに行くと時計とかが隠されていたようです。
で、またお店に行きました。今度はあまり悩むことなく30分くらいで、「これください」となりました。それだけにしておけばいいのによけいなことを訊くのが悪い癖です。
「これってどこのPCでもだいじょうぶですか?」
「どこのメーカーのですか?」
「D○llのです」
「あー、De○○さんのはうまくいかない場合がありますね」
「どういうことで?」
「スペースとかがちゃんととってなかったりするんですよ」
「うちのは大きさだけは十分あるけど。安いだけあって」
「いや、それだけじゃなく……」
むむ。こいつ国産ならいいと思ってるのかな。しかし、買うと決めたからには買うという気持ちで、どっちがお店の人かわからないような言い訳を言います。最後は「ま、とりあえずやってみるよ」と情けないような気分になって帰ります。スピーカーより高い1万円も使いながら。
しかし、ただの基板のようなものですから荷物は軽く、立ち直りは早いので、家に帰ると早速PCとサウンドカードの説明書を熟読し、よくわからないので、「ま、とりあえず開けてみるか」と横にして開けてみます。へえ、PCの中身ってこんなんなんだ。意外とスカスカ。いじったり、なんか別のものでも入れたいような衝動を抑えて、「サウンドカード装着!」とかなんとか言いながらセットします。ところがそれだけで音が出るわけじゃなくて、ソフトをインストールだの、ドライバ(かどうか知りませんが)の変更だのややこしいです。何回やってもああいうのって目に見えないからよくわかんないし、1回でうまくいったためしがありません。ま、3回やって右回りに部屋を歩くとうまくいくっていう呪術のようなことをやっているうちに音が出ました。
すばらしい。今までの音がウソのようです。というのはウソです。ちょびっといいかも、まあいいかもってところです。音の良さってすぐに慣れちゃうから、時々はずしてみればありがたみがよくわかるのかもしれません。……いつも思うんですが、パンフレットやサイトにはすごくいいようなことを書いておきながら、なぜ取扱説明書はそっけない説明に終始しているんでしょうか?釣った魚に餌はやらないという熟年離婚の原因になるような考えは間違っているように思うんですが。ほら、いいでしょ、すごくいいでしょって楽しくなるようなことを書いて盛り上げてほしいものです。
さて、これで上流から下流まで一応レベルアップを図りました。これで悪魔もようやく満足した……はずだったんですが。とんでもないことが起こるんですね。いい加減にしろというお叱りを受けそうですが、私も同感です。
で、実は3つの売り場をうろうろしてる時もサウンドカードを使えばちゃんとPCからでもピンプラグで出力できるようです。サイトを見てみると専門的な解説があってサウンドカードを使うと音が良くなることがとてもわかりやすく説明してあります。その内容をかいつまんで言うと「音楽を楽しむためにはおカネをかけるべきだ」というこの連載の最初に書いたようなことです。……え?それ以上のこと?そんなのわかりませんよ。電気は苦手なんです。見えないし、ビリビリするし。だいいちオーディオの解説記事なんて常に音が良くなりましたとしか書いてないんで、もし全部本当だったら昔は音楽が聞こえないような製品ばっかりだったとしか思えません。
でも、PCの内部に細工するというそっちの方がやってみたくなったんですね。今にして思えば。……子どもの頃、家のラジオとか目覚まし時計とか故障したりするとよく修理したもので、その時の知的好奇心が蘇ってきました。ちなみに修理箇所が見つからずやむなくバラバラにしていたせいなのか、私が親戚の家に遊びに行くと時計とかが隠されていたようです。
で、またお店に行きました。今度はあまり悩むことなく30分くらいで、「これください」となりました。それだけにしておけばいいのによけいなことを訊くのが悪い癖です。
「これってどこのPCでもだいじょうぶですか?」
「どこのメーカーのですか?」
「D○llのです」
「あー、De○○さんのはうまくいかない場合がありますね」
「どういうことで?」
「スペースとかがちゃんととってなかったりするんですよ」
「うちのは大きさだけは十分あるけど。安いだけあって」
「いや、それだけじゃなく……」
むむ。こいつ国産ならいいと思ってるのかな。しかし、買うと決めたからには買うという気持ちで、どっちがお店の人かわからないような言い訳を言います。最後は「ま、とりあえずやってみるよ」と情けないような気分になって帰ります。スピーカーより高い1万円も使いながら。
しかし、ただの基板のようなものですから荷物は軽く、立ち直りは早いので、家に帰ると早速PCとサウンドカードの説明書を熟読し、よくわからないので、「ま、とりあえず開けてみるか」と横にして開けてみます。へえ、PCの中身ってこんなんなんだ。意外とスカスカ。いじったり、なんか別のものでも入れたいような衝動を抑えて、「サウンドカード装着!」とかなんとか言いながらセットします。ところがそれだけで音が出るわけじゃなくて、ソフトをインストールだの、ドライバ(かどうか知りませんが)の変更だのややこしいです。何回やってもああいうのって目に見えないからよくわかんないし、1回でうまくいったためしがありません。ま、3回やって右回りに部屋を歩くとうまくいくっていう呪術のようなことをやっているうちに音が出ました。
すばらしい。今までの音がウソのようです。というのはウソです。ちょびっといいかも、まあいいかもってところです。音の良さってすぐに慣れちゃうから、時々はずしてみればありがたみがよくわかるのかもしれません。……いつも思うんですが、パンフレットやサイトにはすごくいいようなことを書いておきながら、なぜ取扱説明書はそっけない説明に終始しているんでしょうか?釣った魚に餌はやらないという熟年離婚の原因になるような考えは間違っているように思うんですが。ほら、いいでしょ、すごくいいでしょって楽しくなるようなことを書いて盛り上げてほしいものです。
さて、これで上流から下流まで一応レベルアップを図りました。これで悪魔もようやく満足した……はずだったんですが。とんでもないことが起こるんですね。いい加減にしろというお叱りを受けそうですが、私も同感です。
人生楽しも、思たら0がもう一個多ても安いくらいでっせぇ…
ほら、悪魔はこんなところにも…
もちろんウソです
夢のもつれさんの音楽室で音楽が聴きたいです♪
説明書確かに同感です。
私はハイテク耳かきを買ったのですが
説明書の冷たさと説明書通りの結果に
うなだれています
そのときには悪魔祓いをしておきますので。。
ハイテク耳かきですか。ダイソンの掃除機みたいなやつでしょうか。やっぱり耳かきはひざ上でやってもらうのがいちばんのような気がしますね