九月の旗日の暦の中で、、、
俺は私は
まだまだ先の事と思っていた
敬老と言う言葉に(*^_^*)
バスに乗ればシルバーシートが用意され
市からは70才になれば寿カードが戴け
気が付けば
すっかりと言葉慣れしてしまった
そこ迄辿りつけない活用出来ない病夫をもって
老いても健康で有りたい物です
敬老の日にと娘から
夫には帽子(^-^)
未だおまけのような私に迄伸縮自由のスラックスを
届けてくれました
今冬は雪掻きの普段着にジャージーのズボン2本程
欲しいと思っていた矢先だったので
嬉しく思いました、、、、
あ々~何んたって虚しくて淋しいのは
秋の空だけでは無かった
股引きを履き重ね着をし重圧を背にした病夫
出窓の方を向き
秋空へぶつぶつ、、、、
゛空気のような奴が又゛
゛俺に黙って出て行く゛
゛お~い・お~い゛
゛何処へ行くんだ~゛
゛英字のビスケット買って来いよ~゛
夫の声が
以心伝心伝わってく来る
舗装の白線へと
思いっきり自転車のペダルを強く踏み
無限大の心の領域へ
疲れたと逃げて込んだ(^_-)-☆。。。。。
パチパチ(^-^)
物心
秋の陽に顧みて
己のポエムを整理していると
こんな拙い作品で出て来ました
<きれいな姉ちゃんを釣り上げて、、、>
町外れの田舎
男ばかりの中で育った私は
きりいな赤い物に憧れた
思えば、、、、
兄達にまじり
゛お~いお~い゛
棒を持ち野山を駆け巡っていた
だから幼い頃から
きれいな赤い服を来た
姉ちゃんが欲しかった
何時もの草笛を吹いていた古池で
今日は兄の釣り棹を持ち出し
綺麗な姉ちゃんを連れて帰ろう、、、、
水の中を覗くと
近所のお姉さんの化粧水の匂いがするような
ヒラヒラの赤い姿に
私の心は動いた
大きく息を吸って棹を離すと
ワクワクする鼓動に今迄静止していた水面に
波紋の輪が広がった
口をパクパク喘ぐ
欲しかった姉ちゃんを釣り上げた
急いでバケツに放すと
美しい流線型の背鰭に尾鰭
あの赤い服を来た幻の姉ちゃんだった
゛ビシャ゛゛ビシャ゛
バケツから跳ねかえる勢い
゛助けて下さい助けて下さい゛
手を合わせる姿に
姉ちゃんを手に入れた優越感は
愛情に変わり
今日は池に返した
幻の美しい人は
後を振りむく事も無く
だんだん私の視野から離れて行った