遠い日のふるさとでは、
桐とともにとても馴染みあって、
当たり前の風景だった。
でも、定期的な剪定が行われていたから、
10m以上のこんなに大きな樹の記憶はない。
養蚕業は、明治時代の近代化に
外貨獲得産業として重要な役割を果たした。
しかし、養蚕はどこかで観たかすかな遠い記憶だけ。
(桑)クワ科クワ属。
日本原産のヤマグワ、中国原産のカラグワ他。
カイコの餌として古来より重要な作物。
春に開花し果実は初夏に熟す。
樹高、15mくらいになる。
雌雄異株だが、同株のものも。
名の由来、「食葉(くは)」、「蚕葉(こは)」が訛りと。
2018/5/11 撮影。
アーカイブ。5月。