初夏が一番好き

初夏がいちばん好きだから、
ショカ。
幼いころから植物好き。
ずっといっしょに
暮らしています。

イボクサ(呼ばふ草)   遠い記憶 幼馴染にときめいて  東京都江東区

2018-10-12 00:35:00 | 植物の名前

イボには効かないらしいのにざんねんななまえ。

水田では厄介者。

ツユクサ科は繁殖力強すぎて、農業と相容れない。

 

でも、

ふるさとの遠い記憶。

幼馴染にときめいて。

 

(疣草)ツユクサ科イボクサ属。一年草。

日本、および中国、朝鮮、北アメリカ東部に分布。

湿性〜抽水植物。北海道から沖縄に。

花期は8〜10月。花径8~10mmくらい。

一日花。 草丈、30cmくらいに。

名の由来、葉の汁で疣(イボ)が取れると。

現代的な感覚においてすてきな別名は見当たりません。

イボの他に目の際にできるメイボにも効くとかで、メイボグサ。

また、ヨバイグサや書けない(笑)ほどちょっと色気のあるなまえが。

思うに、水田のあちこちで匍匐して繁殖するスガタや、

その先に思いがけないすてきな花がさくようすからの表現かな、と。

弥生時代から続く日本の水稲農耕文化。

とても過酷な水田での農作業をする若い男女たち。

明るく乗り切ろうとすると、とにかく元気に話すのがいちばんで、

密やかな話題は定番ですね。みんなが明るく笑ってがんばります。

遠い昔、ふるさとでたくさん、すてきなそういった場面を経験しています。

 

夜這いは本来、「呼ばふ」で、秩序ある風習、正式な求婚手段であったと。

ならばふさわしいのは、

ヨバフクサ(呼ばふ草)でしょうか。

 

 

アーカイブ。

9月下旬。