イボには効かないらしいのにざんねんななまえ。
水田では厄介者。
ツユクサ科は繁殖力強すぎて、農業と相容れない。
でも、
ふるさとの遠い記憶。
幼馴染にときめいて。
(疣草)ツユクサ科イボクサ属。一年草。
日本、および中国、朝鮮、北アメリカ東部に分布。
湿性〜抽水植物。北海道から沖縄に。
花期は8〜10月。花径8~10mmくらい。
一日花。 草丈、30cmくらいに。
名の由来、葉の汁で疣(イボ)が取れると。
現代的な感覚においてすてきな別名は見当たりません。
イボの他に目の際にできるメイボにも効くとかで、メイボグサ。
また、ヨバイグサや書けない(笑)ほどちょっと色気のあるなまえが。
思うに、水田のあちこちで匍匐して繁殖するスガタや、
その先に思いがけないすてきな花がさくようすからの表現かな、と。
弥生時代から続く日本の水稲農耕文化。
とても過酷な水田での農作業をする若い男女たち。
明るく乗り切ろうとすると、とにかく元気に話すのがいちばんで、
密やかな話題は定番ですね。みんなが明るく笑ってがんばります。
遠い昔、ふるさとでたくさん、すてきなそういった場面を経験しています。
夜這いは本来、「呼ばふ」で、秩序ある風習、正式な求婚手段であったと。
ならばふさわしいのは、
ヨバフクサ(呼ばふ草)でしょうか。
アーカイブ。
9月下旬。