今、二つの鉢がふたつの時計を生きている。
A鉢は、
昨年春の発芽。 秋にタネを付けたのに、
枯れずに冬を、屋外で越して、
1月にはぽつぽつ咲き始め、
初夏にはいつものようにうつくしいスガタに。
そして、ふたたびタネを付けて枯れた。
B鉢は、作秋にこぼれ種から芽吹いたものを試しに室内で越冬。
春から屋外に出して、6月後半から咲き始めている。
(赤花瑠璃繁縷)サクラソウ科ルリハコベ属。1年草。
ヨーロッパ原産。戦後に確認。
花期、4~9月(一般的には3~5月)。
花径5mmくらい。草丈、10~20cmくらい。
実は3~4mmくらい。8月くらいから花と並行して観られる。
似ているためナデシコ科のハコベが付く。
古代ギリシャから薬草とされ、さらに毒性を併せ持つ。
ヨーロッパでは、神秘的なうつくしさが古来より特別な花として扱われた。
サクラソウ科には、ニホンサクラソウ(日本桜草、サクラソウ属)、
オカトラノオ(丘虎の尾、オカトラノオ属 )など。
アーカイブ。A鉢。
4月下旬。
11月下旬。
1月末。