ちいさな女の子をみつけると、
秋でもないのに真っ赤な葉を降らす。
見上げてもそこにはないけど、
女の子はそんなことは気になんかしない。
みてほしいヒトにみせたくて。
みてほしいヒトしかみていない。
ホルトノキ科ホルトノキ属。
常緑だが古くなった葉は、1年中うつくしく紅葉。
日本・千葉県南部以西、中国南部、台湾、インドシナに分布。
花期、7~8月。果実は晩秋から冬に熟す。
樹高、20mくらいに。
樹皮と枝葉は織物の黒色染料になる。
名の由来、在来種なのに、ポルトガルを指すホルトになっている。
平賀源内がオリーブと勘違いして呼んだことが定着と。
ただの間違いなのに、科属にもそのまま使い続ける意味が分からない。
モガシ等古来より呼ばれた日本名があるのに。
なんて残念な業界なんでしょう。
アーカイブ。
7月中旬。
11月初め。
一年中真っ赤な葉が落ちてるから、姫たちには魔法の樹。
1月初め。
2月末。
ヤハズエンドウ、ネンジュソウ、オランダミミナグサ、
ツクシ、スズメノカタビラ、ホルトノキ、キュウリグサ、
コゴメホシノヒトミ、アベリア・・
つめたい魔法が解けて開いた早春にも赤い葉。