春の森をさまよう、
濃厚な香り。
受粉の役に立たない、
ヒトまでが誘われて。
(沈丁花)ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属。
原産、中国、ヒマラヤ。室町時代(14~16世紀)ころ渡来。
北海道南部以南に分布。
花期、2月~3月。花弁にみえるのはガク。
樹高2mくらいに。
雌雄異株。国内はほとんど雄株のよう。
クチナシ(アカネ科クチナシ属)、キンモクセイ(モクセイ科モクセイ属)と
「三大香木」とされる。
花、葉は薬用に。樹皮は強く、和紙の原料に。
名の由来、沈香(じんこう・ジンチョウゲ科ジンコウ属)のような香り、
丁子は筒状の花が房状に集まって咲くようす。
アーカイブ。
2月中旬。
3月初め。
3月中旬。