ふわふわ若葉に寝ころぶ落葉
斜陽さしこみ、たまゆらの夢
※ お昼ごはん
むねひき肉と筍のパスタ。
御味噌が決めて♡
銀杏がいっせいに芽吹きだす
赤ちゃん葉っぱが愉快そうで
わたしはワクワクしてしまう
手をムギュっ、としてみたり
口をキュキュっ、と縮めたり
何ていうんか表しにくいけど
大きくざっくり言葉にすると
こちょばゆい小さなひととき
たぶん仲よしさん。
2日前の桜。
銀杏の裏手に桜があるの。
魔法にかかっていなかったら、あんな春があるなんて気づかなかったでしょう。
魔法にかかっていなかったら手を繋いで歩くことはなかったでしょう。
魔法にかかっていなかったら、そもそも此処の場所を知らないままでいたでしょう。
魔法がとけて、ずっとずっと未来の今、ひとり桜の中を歩いています
魔法がとけても、この場所は好きな空間となって残り良かったです。
今の私には、然程懐かしさはなく秘密基地へ向かうようなワクワクする気分です。
此処の場所を、誰も誰とも歩かない、君がいなくなった空間が好きです。
ただあの頃、咲き誇った桜は老木となり花数が少なく寂しさはおぼえます。
桜の日のできごと。
あの子が恋に落ちた。
一張羅の着物に着かえ
美しく映える紅をさし
嫌われてるかもと不安で泣き
会えるかもという期待で火照り
あの子の恋は迸る
淡い柔らかな春というより
真っ赤にのぼる陽の如く
熱情的な恋をする
乙女の恋の話を頷き聞き入り
腫らした赤い目に初老はすっかり感情移入
12℃の寒さ忘れ初老も時めく雀始巣の午後