銀河のサンマ

何でもあり

モミジの恋遍歴

2019-11-18 | 詩っぽい(秋)

 

 

 

 

山のおおらかさに恋し

秋空の澄んだ青に恋し

鳥のさえずりに恋し

風の柔らかさに恋し

水入らずな恋もした

モミジの色づく恋は秋深く

俄雨の誘いに淑やかに赤は濡れ

うっかり舞い落ちる

受けとめた湿る土の香に恋をし

やがて土と朽ちとけあう

モミジの恋遍歴

どこかの恋の子孫のこした

 

 

※大分:ヤマモミジ

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