銀河のサンマ

何でもあり

立てば芍薬

2020-04-02 | 吾子のおはなし

 

 

 

 

 

 

最近、お母さん調子悪いから、私も夕方まで寝るの。

一緒にテンション下がるのよ。

心配性のお母さんは私を何度も呼ぶの。

一緒に日が暮れるのを眺めよう、って。

 

 

 

 

 

沈丁花と梅モドキが終わったから、掃かないと。って言ってる。

ヤブランをムシャムシャ食べたでしょ、食べないでよって言ってる。

これ芍薬、オリーブ、ナンチャラ、カンチャラって興味ないから聞く気しないのに、お母さんは説明する。

キャットミント、私それは知ってる。

それだけは覚えることができる。

お母さんがキャットミント散らしてくれる。

本能が狂う心地よさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あんた割と「立てば芍薬」ね、とお母さんがポソリと言った。

何それ?

お母さん、夕ご飯とおやつにしましょうよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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