夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

私とは何ものか?

2018年01月22日 17時36分25秒 | 日記
前の世に於いて・・・それが実は我々の本来の住処だと思うのだが・・・用意された様々のシナリオを読んで、『こいつは面白そうだ、やってみよう!』、或は『これは勉強になる、ヴァージョンアップしよう!』などと選んで、ある人生を演ずる決断をする。

人はかくして『肉体を衣装として身に着け、最も相応しい親を選んでそこからこの自ら演技者であり同時に観客でもある三次元地上世界に登場する』・・・丁度、能楽師が面をつけると同時に観世何某と言う本来の自分を忘れ、『かどわかされて行方知れずになった愛児を訪ねて隅田川までやって来た狂女』そのものに成りきるように。人は元々の自分を忘却して地上世界での役割を、その役割に成りきって演じる・・・みな素晴らしい演技者なのだ。

演じ終わった時、彼、彼女は楽屋に戻って衣装を脱ぎメークを落とす。・・・『お疲れ様、素晴らしい演技だった!』と称賛の声で迎えられしばしの休息に入る。まだ地上の舞台で演技している人々は野辺送りや追善供養などで心に包帯を巻いたり貼り薬を貼って痛みを和らげようとする。
これがこの世界の姿だと私は勝手に思う。而して、間もなく(聖書によれば)七千年余りの地球劇場の演目『悲しみの惑星』が終わる、間もなく・・・!!。終わった時、総ての役者が懐かしい衣装をつけて再登場して挨拶を交わす!

難民が大いなるバビロンを倒す

2018年01月22日 09時20分24秒 | 日記
ブログの追記を長らくサボっていた。オランダ語で木靴をサボと言う。脚を振ってそれを放り投げて(タージュする!)脱ぐ、サボ・タージュ、つまり仕事を投げる。だが私は放り投げたわけではない、空白の間、聖書の黙示録が謂う【大いなるバビロン】とは何か?それを背に載せている【野獣】・・野獣とは人間の政治なるものであることは既に『ものみの塔』時代に聴いて納得していた・・・が何故振り落し、憎み、喰らい尽くし、荒れ廃れさせるのか?何故その事態が突然・・一日にして起こるのか、なぜ永遠に無くなるのか?を考え続けていた。

最近、東京都の小池知事が新党設立に際してベーシック・インカム導入に言及なさった由、どこかで読んで『ほほう、なかなかの見識!』と見直した事がある。よく似た趣旨の事をかつてリビアのカダフィ大佐がやっていたとどこかで読んだ記憶があるが同氏をインタビュー取材した小池氏の記憶に焼き着いていたのかもしれない。私は約10年前にその方面を研究なさっている方から説明パンフレットを貰って読んだ事がある。国民に公共心があれば実現は可能】と思った。幾人かの政治家に話して見たが相手にされなかった。・・・そんなことをすればみな働かなくなって国は衰退する、との観念が強固なのだろう。無理もない、人類は【強制されなければ遊び呆ける】と刷り込まれているのだ。

だが、日本アニメの原点でもあろう鳥獣戯画の鳥羽僧正は誰かに強制されて、或は注文を受けてあれを描いたのだろうか?そうではなかろう、あの絵からは遊び心の強烈なオーラが立ち昇っている。私事に亘り恐縮だが我家の長男は幼児の頃よく絵を描いて【遊んだ】が、それを私は今も飾っている。何とも言えぬ味わいがあるからだ。そういうものは描けと言われて描けるものではない。江戸時代の伊能忠敬氏は隠居してから日本地図の作成にとりかかった、その準備として高橋至時氏について測量を習ったのだ!誰に強制されたのでもない、どこかの注文を受けたのでもない!

前置きが長くなった、最近ドイツのメルケル首相がドイツは毎年22万人の難民を受け入れるとの決定を下したとの記事を読んで『何と愚かな、ドイツも欧州も崩壊するよ、頭の、脳天の配線、シナプス結合がオカシクなってんじゃないの?!』と思った。その直後に今度はある人のご意見で、『欧州のどこかで一部ベーシック・インカムを実験的にやっていて、その恩恵に浴した人々が遊び人になるどころか積極的に社会奉仕に出たり新しい企業を興すような行動をとっている』と言う話を聞いた。

頭の中で、【難民】【ドイツ国民・欧州人】【社会不安】【ベーシック・インカム】と言う言葉、概念の FUNCTION(函数)として【大いなるバビロン、その倒壊】が浮かび上がった。
・・・大いなるバビロンの倒壊=f(難民、ドイツ国民、欧州人、社会不安、ベーシック・インカム)
・・・それを書き留めよう
 
>>先進国は必ずベーシックインカムを採用するようになる。それが聖書黙示録の謂う【大いなるバビロンの倒壊】を引き起こす。

予備知識として黙示録が【大いなるバビロン】の姿をどう描写しているかを書いておこう。その語源である【バビロン】は古代世界で空前の繁栄を誇った都市国家でありその王族は贅沢と享楽に耽っていた。その様子をダニエル書5章はこう述べている。

バビロン:-
5:1 ベルシヤザル王その大臣一千人のために酒宴を設けその一千人の者の前に酒を飮たりしが 
5:2 酒の進むにいたりてベルシヤザルはその父ネブカデネザルがヱルサレムの宮より取きたりし金銀の器を携へいたれと命ぜり是王とその大臣および王の妻妾等みな之をもて酒を飮んとてなりき 
5:3 是をもてそのヱルサレムなる神の宮の内院より取たりし金の器を携へいたりければ王とその大臣および王の妻妾等これをもて飮めり 
5:4 すなはち彼らは酒をのみて金銀銅鐵木石などの神を讃たたへたりしが 5:5 その時に人の手の指あらはれて燭臺と相對する王の宮の粉壁に物書り王その物書る手の末を見たり  
5:6 是において王の愉快なる顔色は變りその心は思ひなやみて安からず腿の關節はゆるみ膝はあひ撃り 
5:7 王すなはち大聲に呼はりて法術士カルデヤ人卜筮師等を召きたらしめ而して王バビロンの智者等に告て言ふこの文字を讀みその解明を我に示す者には紫の衣を衣せ頸に金の鏈をかけさせて之を國の第三の牧伯となさんと 
5:8 王の智者等は皆きたりしかどもその文字を讀こと能はずまたその解明を王にしめすこと能はざりければ 
5:9 ベルシヤザル王おほいに思ひなやみてその顔色を失へりその大臣等もまた驚き懼れたり 
5:10 時に大后王と大臣等の言を聞てその酒宴の室にいりきたり大后すなはち陳て言ふ願くは王長壽かれ汝心に思ひなやむ勿れまた顔色を失ふにおよばず 
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5:11 汝の國に聖神の霊のやどれる一箇の人あり汝の父の代に彼聰明了知および神の智慧のごとき智慧あることを顯せり汝の父ネブカデネザル王すなはち汝の父の王彼を立てて博士法術士カルデヤ人卜筮師等の長となせり 
5:12 彼はダニエルといへる者なるが王これにベルテシヤザルといふ名を與へたり彼は心の殊勝たる者にて了知あり知識ありて能く夢を解き隠語を解き難問を解くなり然ばダニエルを召されよ彼その解明をしめさんと 
5:13 是においてダニエル召れて王の前に至りければ王ダニエルに語りて言ふ汝は吾父の王がユダより曳きたりしユダの俘囚人なるそのダニエルなるか 
5:14 我聞になんぢの裏には神の霊やどりをりて汝は聰明了知および非凡の智慧ありと云ふ 
5:15 我智者法術士等を吾前に召よせてこの文字を讀しめその解明を我にしめさせんと爲たれども彼らはこの事の解明を我にしめすことを得ず 
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5:16 我聞に汝は能く物事の解明をなしかつ難問を解くと云ふ然ば汝もし能くこの文字を讀みその解明を我に示さば汝に紫の衣を衣せ金の索を汝の頸にかけさせて汝をこの國の第三の牧伯となさんと 
5:17 ダニエルこたへて王に言けるは汝の賜物は汝みづからこれを取り汝の饒物はこれを他の人に與へたまへ然ながら我は王のためにその文字を讀みその解明をこれに知せたてまつらん 
5:18 王よ至高神汝の父ネブカデネザルに國と權勢と榮光と尊貴を賜へり 
5:19 彼に權勢を賜ひしによりて諸民諸族諸音みな彼の前に慄き畏れたり彼はその欲する者を殺しその欲する者を活しその欲する者を上げその欲する者を下ししなり 
5:20 而して彼心に高ぶり氣を剛愎にして驕りしかばその國の位をすべりてその尊貴を失ひ 
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5:21 逐れて世の人と離れその心は獣のごとくに成りその住所は野馬の中にあり牛のごとくに草を食ひてその身は天よりの露に濡たり是のごとくにして終に彼は至高神の人間の國を治めてその意のままに人を立たまふといふことをしるにいたれり 
5:22 ベルシヤザルよ汝は彼の子にして此事を盡く知るといへども猶その心を卑くせず 
5:23 却つて天の主にむかひて自ら高ぶりその家の器皿を汝の前に持きたらしめて汝と汝の大臣と汝の妻妾等それをもて酒を飮み而して汝は見ことも聞ことも知こともあらぬ金銀銅鐵木石の神を讃頌ふることを爲し汝の生命をその手に握り汝の一切の道を主どりたまふ神を崇むることをせず 
5:24 是をもて彼の前よりこの手の末いできたりてこの文字を書るなり 
5:25 その書る文字は是のごとしメネ、メネ、テケル、ウバルシン 
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5:26 その言の解明は是のごとしメネ(數へたり)は神汝の治世を數へてこれをその終に至らせしを謂なり 
5:27 テケル(秤れり)は汝が權衡にて秤られて汝の重の足らざることの顯れたるを謂なり 
5:28 ペレス(分たれたり)は汝の國の分たれてメデアとペルシヤに與へらるるを謂なり 
5:29 是においてベルシヤザル命を降してダニエルに紫の衣を着せしめ金の鏈をこれが頸にかけさせて彼は國の第三の牧伯なりと布告せり 
5:30 カルデヤ人の王ベルシヤザルはその夜の中に殺され 
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5:31 メデア人ダリヨスその國を獲たり此時ダリヨスは六十二歳なりき 

大いなるバビロン:-
17:1 七つの鉢を持てる七人の御使の一人きたり、我に語りて言ふ『來れ、われ多くの水の上に坐する大淫婦の審判を汝に示さん。(水とは民族、国民におことである) 
17:2 地の王たちは之と淫をおこなひ、地に住む者らは其の淫行の葡萄酒に醉ひたり』(地の王達とは統治を行う人々や組織のことである) 
17:3 かくてわれ御靈に感じ、御使に携へられて荒野にゆき、緋色の獸に乘れる女を見たり、この獸の體は神を涜す名にて覆はれ、また七つの頭と十の角とあり。 
17:4 女は紫色と緋とを著、金・寶石・眞珠にて身を飾り、手には憎むべきものと己が淫行の汚とにて滿ちたる金の酒杯を持ち、(これは驕りと驕慢、奢侈の姿を暗示している) 
17:5 額には記されたる名あり。曰く『奧義大なるバビロン、地の淫婦らと憎むべき者との母』 (淫婦という表現は無節操、不道徳、不徳を暗示している)

古代バビロンの滅亡はその享楽の最中に突然訪れた。大いなるバビロンもその姿は古代のバビロンの王族さながらの驕り、繁栄、贅沢、享楽の姿で描写されている。
さて、ここからは推論・・・・

1. 欧州もアメリカも倒れる(実質既に倒れている)・・ダニエル書11章40節から12章1節に描いてある事はローマ文明の末裔がギリシャ文明の末裔を屈服させるものの、誰の手にも依らず倒れる・・・多分世界は混迷を極める・・・大いなる君ミカエルが世界を指揮し始める、と言うスケジュールと解釈する。

11:40 終の時にいたりて南の王彼と戰はん北の王は車と馬と衆多の船をもて大風のごとく之に攻寄せ國に打いりて潮のごとく溢れ渉らん  
11:41 彼はまた美しき國に進み入ん彼のために亡ぶる者多かるべし然どエドム、モアブ、アンモン人の中の第一なる者などは彼の手を免かれん 
11:42 彼國々にその手を伸さんエジプトの地も免かれがたし 
11:43 彼は遂にエジプトの金銀財寳を手に入れんリブア人とエテオピア人は彼の後に從はん 
11:44 彼東と北より報知を得て周章ふためき許多の人を滅し絶んと大に忿りて出ゆかん 
11:45 彼は海の間において美しき聖山に天幕の宮殿をしつらはん然ど彼つひにその終にいたらん之を助くる者なかるべし 
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12:1 その時汝の民の人々のために立ところの大なる君ミカエル起あがらん是艱難の時なり國ありてより以來その時にいたるまで斯る艱難ありし事なかるべし
ローマの末裔たる欧州、アメリカ【北の王】は確かにギリシャ文明の末裔イスラム世界【南の王】を倒したがそこから発生した移民・難民・テロで欧州諸国の社会は崩壊し始めた。
難民に生きる手段を与えなければ世相は不穏になる。しかし現在自国民でさえも職がない大学卒や若者が増加している中で政治は従来とって来た、或いは知っている手法、例えば雇用創出等では難民問題を解決出来ない事に早晩気付く・・・高度な産業は今や日本が掌握し、底辺は中国等が囲い込んでいる、欧州の出る幕がなくなった・・・。
その時、恐らく非常手段としてベーシックインカムを導入する方向で動く。それなれば本来の国民をも納得させる事が出来ると踏む。

財源は?・・私は陰謀論者ではないが世界には欺瞞の教えや思想、教育、手段、組織、等を駆使して不労所得を得て蓄財している者共がいる、・・・丁度古代の都市国家バビロンのように不労所得の上に繁栄と享楽を謳歌している者共が居る・・それを政治は奪ってベーシックインカムに廻す!国家崩壊よりはいい。

2. 不労所得を得ているもの、それは田圃の雑草、ヒエのように紛らわしい、判別し難い、イエスさんが言った【毒麦】だ!・・・だから黙示録16章19節は『神の前に【思い出】され・・・』とある。政治だけがその正体を知っている、何故なら此れまでその不労所得を得ていた者共が政治を操っていたから。
しかし社会が野獣のルツボと化す事が火を見るように明らかになった時点で政治はここに手を着けるしか方策がない事に気付き、突然その金庫に手を出す。その様子が黙示録17章16節から18節に描いてある。・・・野獣はその背に乗った大淫婦を喰らい尽くす・・・

17:15 御使また我に言ふ『なんぢの見し水、すなわち淫婦の坐する處は、もろもろの民・群衆・國・國語なり。 
17:16 なんぢの見し十の角と獸とは、かの淫婦を憎み、之をして荒涼ばしめ、裸ならしめ、且その肉を喰ひ、火をもて之を燒き盡さん。 
17:17 神は彼らに御旨を行ふことと、心を一つにすることと、神の御言の成就するまで國を獸に與ふることとを思はしめ給ひたればなり。 
17:18 なんぢの見し女は地の王たちを宰どる大なる都なり』

3. ベーシック・インカム論は段々大っぴらになる。それは苦しみの世の終楽章である。人々が生き残る為に仕方なく命【人生の時間】と交換しなければならなかったジョブは無くなり代わって奉仕や有意義な仕事に精を出すようになる。

野獣【政治】がその背に乗った【大いなるバビロン】を【憎み荒れ廃れさせ・・】と言う記述、背に載せているのだから仲がいいはずのものをどういう理由で【憎み荒れ廃れさせ】るのかよく分からなかったが政治そのものが自らの崩壊に直面した時点で保身の為に非常手段に出る、これまでは持ちつ持たれつの関係にあった大いなるバビロン、不労所得を謳歌していた者共の財を奪って自らの保身に使うのは当然の成り行きだろう。