夜汽車

夜更けの妄想が車窓を過ぎる

聊斎志異と原子力潜水艦

2018年01月31日 18時16分38秒 | 日記

潜水艦と言うのはその出航、航海、動静が隠密であるが故に【潜】水なんだが、先日中国の最新型原子力潜水艦が海上自衛隊に追尾され、浮上して五星紅旗を揚げたらしい。何でも海上自衛隊の方は『分ってるゾ』との意味の信号を送り続けたらしいが、それが来ると後頭部をハンマーで殴られるような衝撃があるらしい。それに閉口して浮上したのか或は何らかの故障があったのかは知らない。

しかしこの記事を読んですぐ【聊斎志異】を想い出した。明、清時代の怪異譚で、非常に面白い、日本にも西洋にもこういう物語りはない。私はそれを何度か読んだ。何度読んでも面白いから。そしてそこから中国人の姿が朧げに浮かび上がった。その性格は・・・天神地下街などですぐにわかるあの煩い話声そのものの性格、自己主張、押せ押して押しまくれ、用意周到、威勢がいい。

ところがどういうわけか大事な場面でヘマをやる。少しオッチョコチョイなんじゃなかろうか。その辺りは我が薩摩人も幾分似ている。


西欧人、イラン人、インド人、中国人

2018年01月31日 17時56分15秒 | 日記

造船設計の現場で色々な外国人を相手にした。政治色を一切抜きにすると・・・中国人が最も【構えずに】付き合える。『まあ、間違いもあるよな、大した問題じゃないからここは中を採ろう』が通じる。同じ漢字文化圏のせいうだろうか?・・漢字と言うのは敢えて声に出して読まなくても黙ってじっと見ていれば意味が分かる文字だ。その辺りが根っこのところの思考決断様式にあるのではないか?

イラン人にイスラム教のサワリのところを聴いた。『ハハン、俺はキリスト教よりイスラム教が好きだな』と思った。【偽善の臭い】がしない、『教えてやろう』、と言う上から目線が感じられない、素朴な感じがした。

インド人との交渉も西欧人ほどには緊張しなかった。『ここんとこ・・・で困ってるんだ』に対して『じゃあこうしてみたらどうか』と言うような対応をして来た。欧米人はそう言う事は一切なかった。『仕様書にこう書いているではないか、書いている通りにせよ』だ。無論それが正論なんだが仕事を実際に始めるとそう杓子定規に運べない事は多々あるのだ。

中国が共産党一党支配の元にあるのは真に惜しい、あれさえなければ・・・。

台湾人は元々福建省から連れて来られた人々らしいがあそここそ本当の中国ではないのか?

 

 

 

 

 

 


日本人が英語を話せないワケ

2018年01月31日 08時09分52秒 | 日記

YouTubeには訪日外国人が『日本人は殆ど英語を話せない』とのコメントが溢れている。日本人自身も最低でも六年、英語の授業を受けて来て『何の成果もない』ことに冷めて、何故かと考える事を投げている。せいぜい『入学試験で差をつけるのが目的だろう・・』などと考えているふしがある。そして・・・【その事実に何の痛痒も感じていない、つまり痛くも痒くもないぞ!】と開き直っているようにも見える。

私自身は『日本に来るなら日本語を喋るのが礼儀だろうが、バカモノ!』と思っている。それはさておき『どうしてこうも英語教育の効果が上がらないのか?どうして文部省は指導要領を考えないのか?現場の先生がダメなのか?でもまさか総ての先生がダメってわけでもあるまいに』・・・そしてさらに思うのが『ネイティブ・スピーカーの先生』を雇って指導してもらって、それでもダメなのは何故か?と考える。

原因を、日本人の根本的な性格によると私は思う。その性格を端的に表わす言い方が最近はやりの『空気を【読む】』、さらに古来言われる【タタミと女房は新しいほうがいい】というのもある。新米、新酒、新築が好まれる。・・・西洋では酒は古い方が珍重され、家も古い家を買って自分で手を入れることに興味がある人が居るし、日本に来てまで古民家を買って手を入れて喜んでいる御仁も居るようだ。

少し話が逸れた。つまり日本人の根本的な性格は【何か珍しいモノはないかな?!と鵜の目鷹の目】になっていることであって、中国語は遣隋使遣唐使時代、オランダ語は鎖国時代、英語は明治開国以来、自分たちが未だ知らない珍奇なモノを取り入れる【道具】であった。

一方で【自らを宣伝】することに全く無関心乃至は面倒臭がるところがある。例えば世界中のバカ者どもが日本軍がイアンフなる性奴隷を何とやら、それは女性の人権をどうてろこうてろとさも正義めかして喋る、それに対して政府が公式に【そのような事実はなかった、その証拠はしかじかかくかく】と論証弁明したのを見た事も聞いたこともない。南京問題しかり、軍艦島問題しかり、大東亜戦争に到らざるを得なかった事情然り・・。『その位の事、言わんでも常識で考えればワカルだろうが』と内心思って居るのだろう。その真意は『いちいち説明するのは面倒くさい、物事の道理も分からん連中の相手などしたくもない、カネやって追い返せ!だろう。

しかし、日本人の皆さん、君たち以外の人類は大部分が【モノの道理を弁えない、議を言う連中】だとの認識を持て。

また話が逸れた。で、【珍奇なモノを自家薬籠中にする道具として言語を学習する】一方で【それをひけらかすことに関心がない】・・・これが日本人が何年英語をやっても喋れない原因だろ思う。しかし

おそらく宇宙人がやって来た時真っ先に、物凄い情熱を以てその言語を習得するのは日本人だろう。そして、表意文字と表音文字を同時に使う日本語の中に早速宇宙語を取り入れて奇妙な言い回しを普通に使うようになるだろう。日本独特の奇妙な言い回しとは・・・

『パーマかけに行って来る(permanent wave処理をしてもらいに行って来る)』『チンする(電子レンジで温める)』・・・こんなことの出来る言語は日本語しかない!