それを持って、かなり弾けるようになったギターと印象の薄かったギターを想い出して見る、高名な製作家や高価なギターを何故売却してしまったかと考えて見るに、どうやら【音に拘りがなかった】。【いい音】と表現される音、ギターに就いて言えば、【遠達性】だとか【分離】だとかの表現で、【優れている】と評価される音が必ずしも【気に入った、こだわりの】音ではない。そこが難しい、製作家泣かせだろう。私の場合は細い芯の周りに倍音ではなくハスキーな雑音の混ざったような音が好きだ。
ドイツ系、国産のギターには余り見つからないように思う。スペインのギターにはある。現在持っている。多分、あのカンテ・フラメンコが理想とする声が【ラホ(ひび割れ)】のある声、と言われているそれと関係がありそうだ。
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