つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

柚子

2006-11-30 | 植物
 裏庭の柚子が、今年は何故か豊作で皆さんに配っています。夏みかんより人気があります。冬至のお風呂、酢の物、鍋物や吸い物の香りつけにしたり、用途が広いからでしょう。
 今年は大方の果物が不作と聞いていますのに、不思議な現象です。ろくに手入れもしていないのですが・・・
 ミカン科。柑橘類の中では最も耐寒性があるとか・・・花の写真は、2005.5.20にupしています。夏みかんの花も柚子の花もスダチの花もよく似ています。
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月見草18号 2

2006-11-29 | 短歌
 今年も予定通り短歌通信「月見草」を発行することが出来ました。印刷屋さんも発行日の12/1を意識して、昨日届けて下さいましたので、今日フルスピードで発送をすませました。18号の作品より

灼熱の砂漠に聞こゆ頽廃の文明を超えて神を呼ぶ声

観音のおもかげほのか胸にあり夕焼空の野径をたどる

愛染明王憤りつつ愛しめる火群は照らす愛執の世を

 3首とも、今年5月亡くなられた元早大教授の植田先生の作品です。歌集「存在の岸辺」より抜粋し、遺詠を掲載しました。「渕」という短歌結社の主宰者でした。会津八一の研究者でもあり、著書も多く、「リーメンシュナイダーの世界」など。また、ブーバーの翻訳書もあります。ご冥福を祈ります。   合掌




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お葬式

2006-11-28 | わが家
 この秋は殊のほか周囲にお葬式が多く、昨日の義兄の葬儀で4度目です。夫の長兄ですが、町長職にあるため、町葬も後日執り行われます。密葬としたのにも拘わらず、会葬者が相当数ありました。喪主である当家の長男は歯科医で地元ですが、子、孫、甥姪たちは離れ住む人が多く、東京はじめあちこちからやって来ました。
 甥の1人、うちの次男は、スイスにいるため弔電を打つよう指示しました。
 半年の療養の後、現職で亡くなった義兄は幸せな人生だったと言えるでしょう。
 ブックマークの「トールペイントの部屋」のオーナー・Zooeyちゃんもお父さんの看病に何度も東京から通っていました。(写真は一重のさざんか)
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報恩講 3

2006-11-24 | わが家
 今日と明日は菩提寺の報恩講です。明日は来客のため、今日お参りしました。いつものようにお逮夜のお経の後は、蓮如上人のお文章の講読。更に講話です。
 今日のテーマは三法帰依。佛法僧についての解説。法話会は昔よく行きましたし、仏典も(バイブルも)目を通しているので、新しく知ることはそれほどなかったのですが、話す人の観点が違うし、宗派によっても違うので、退屈はしません。
 おりしも来年は親鸞聖人750回遠忌で、寺の正面には幡がひらめいていました。(写真)
今年は、その前年ということで、いつになく慌しさを感じました。
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アルゼンチン・タンゴ

2006-11-23 | 文化
 タンゴ好きの友人からチケットを頂き、初めてアルゼンチン人によるタンゴ・コンサート「TANGO EMOTION銀盤の魔術師・エンリケ・クッティーニ日本公演」を見に行きました。歌手、ダンサー4人、ピアノ、ヴァイオリン、コントラバス、バンドネオン(ドイツの楽器)の9人で構成され、指揮・ピアノ・作曲もされる大学教授のクッティーニ氏がリーダーです。
 100年ほど前、ブェノスアイレスで生まれたタンゴは70年くらい前世界的に流行し、その時日本に入りました。ダンスのステップは、スペインで見たフラメンコとも違うし、エジプトで見た舞踊とも異なり、独特の激しさがあります。曲ごとに歌手もダンサーも衣装を変えてのサーピスでした。
 有名な「ラ・クンパルシータ」の演奏は特に熱が入っていました。また、フランスで作られたタンゴ風のシャンソン「小雨降る径」はリーダーに従い、私たちもハミングしました。
 多少スペイン語をかじったので、一部歌詞に聞き覚えのある言葉がありました。
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さざんか

2006-11-22 | ガーデニング
 今年も「さざんか」が咲き始めています。「山茶花」の文字をあてるのは間違っているらしいですが、今ではこの文字に定着しています。中国から椿が日本に伝わったとき、これが山茶花と言われていました。それがどういう訳が、いつの間にか、取り違えられてしまいました。ツバキ科。
 写真は我家の白色八重咲ですが、いづれ一重もupします。
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公民館短歌会 15

2006-11-20 | 短歌
 先週の短歌会のupが遅れました。
 この日の万葉集は、藤原夫人の歌を取り上げました。万葉時代、夫人は「ふじん」ではなく、「おおとじ」と読みました。この時代は皇后につぐ第二夫人の立場の人でした。
 今は、「大刀自」と書かれ、その家の実力のある立場の女性を指します。時代劇の台詞にはよくあるようです。時代劇ではお婆さんですが、今は若い主婦が取り仕切っているので、大刀自も時代によって変わりますね。本日の歌です。

病む我に代はりて厨に立つ夫の動く姿にぎこちなさあり  Sさん

 作者が病に臥しておられ、台所に立つご主人の姿が想像できます。
 (写真はG女子大のナンキンハゼ)
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2006-11-19 | 植物
 お茶の木には、この季節に、椿を小型にしたような花が咲きます。昔は自分の庭にお茶を栽培し、自家用のお茶を作っていましたので、どこにでもありましたが、今は殆んど見られません。ようやく小学校の生垣に花を見つけました。しかし、手間もかかるし、買えば早いのでもう作る人はいないでしょう。中国原産。ツバキ科。
 緑茶は仏教と深く係わり、12世紀、栄西禅師が日本に伝えました。最初は、お寺で薬用にされていたようです。これを発酵させたものが紅茶です。
 
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懸魚

2006-11-18 | 文化
 「懸魚」。こう書いて「げげょ」と読み、古建築の鬼瓦の下あたりについている飾りをさします。魚が懸けられたようなイメージの彫物で、火災から建物を守るためのおまじないのようなものです。もともとは中国から伝えられたもので、経路にあたる韓国にもあります。
 形もいろいろあり、神社・仏閣の建築物の側面に立ち、仰ぐと見られます。写真は我家の改築中の長屋門の懸魚。これは、大工さんの手作りで簡素ですが、神社・寺院のものはもっと豪華です。100年以上使用され、風化した我家の古い懸魚は門の中の展示室に収めます。
 有名寺院の中で、懸魚がないのは、法隆寺金堂、薬師寺金堂、四天王寺金堂などですが、はっきりした理由は分かりません。
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同窓会 4

2006-11-17 | 学校
 10/22の同窓会での約束通り今日は、G女子大学見学会でした。見識の高いH学長様のお話を聞けたのも嬉しいことでした。独占したのは申し訳なかったのですが・・・
 50年も前に米国に留学されていて、英語に堪能で、専門は薬学なので、ドイツに行けば、自然とドイツ語が話せ、ロシアに行かれればロシア語が口をついて出るとか・・・その上中国語まで・・・
 お体が健康であること、イコール頭脳も健康であるということのようです。
 「長良川国際会議場」という近代的な建物が岐阜にありますが、この命名にも関わっておられ、頭に「岐阜」を入れず「長良川」としたのは、韓国や中国の人は、「キフ」としか発音出来ないためと言われました。これはまことに妥当な判断で、さすが・・・と感心しました。

 更に、先生は日本バラ会の会員で、バラ品種名を学名のラテン語ですらすら仰るのには吃驚しました。共感したのは、昔からある青い薔薇・ブルームーンの方が新品種・ブルーヘブンより美しいということです。(写真は会議室に飾ってあった英国の19世紀の画家の絵)
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