元自衛官恵氏の言葉より(ちょっと古いメルマガ)
いつ収束するか目処が立たないコロナ...
マスコミは連日“専門家”と呼ばれる人たちを連れてきては、
ひたすら危機感を煽っています。
そのような状況を受けて、
惠氏は言います。
「今回、私があえて本講義を希望しましたのは、
今、日本は大変なことになっておるからです。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う危機対処能力、
これが先進諸国でも最悪だったんですね。
それに加えて、
そういう中で私は、戦前の帝国海軍、
およびその人材を育てた海軍兵学校について解説申しあげて、
今日本では人材払底と言われている世情にあって、
何とか人材を育成して、危機を乗り越えて、
また戦前のような世界五大列強の1つに位置するような日本に復帰
あえて解説を申しあげたいと思っております。
まず、
まず卑近な例が、
アメリカでは、欧米ではCDC、
これがこういうパンデミックがはやった時に、
指揮官は軍人です。軍が指揮統制してます。
「えー、疾病と軍とはどういう関係だ?」と思われるでしょう。
生物化学戦というのがあるんですね。
生物化学戦。これも戦争の手段の1つなんです。
サイバー戦もあれば、電磁波作戦もあるし、宇宙戦争もあるし、
ありとあらゆる分野において軍は知略を持ってないといけないんで
この感染症、疾病対策センターCDCは軍が統括してるんですね。
パンデミックが発生したときに全般を指揮していくんですよ。
日本にはない。10年前にこのCDCに対して東日本大震災の時に
一応構想は、民間の医師会から提起されていたけど、
日本政府はそれを聞き流してるだけだったんです。
この結果どうですか。世界の物笑いになっている。
経済再生大臣、厚労大臣、官房長官、河野行革相、尾身分科会長、
諮問機関もまた屋上屋がどんどんできていって、
専門家会議、分科会、アドバイザリー・ボード、
みんな集団無責任体制で、
揚げ句の果ては、河野行革相が防衛大臣に諮問しないで
直接防衛省に指示して、
「1万人体制、
防衛大臣と河野行革相が対立する場面がありましたね。
これはもう世界に恥をさらしてるんですよ。
何であんなに強力で統制の取れた日本が、
ここまで低下したかなというようなところにきてるんですね。
まさにこれが日本の教育の失敗なんですよ。
戦後75年間、
大学の教育に危機とか危機管理という意識が全くなくなってきてる
今わが国が置かれている立場は、
国内問題では新型コロナウイルス感染症対策の不手際なんですけど
わが国を取り巻く状況は尖閣諸島事案、竹島事案、日本海、
これらは恒常化してます。
アメリカは、私はアメリカ国務省に友人がおりまして、
もう10年前にある日、こういうふうにして告げられたんですね。
「尖閣はもうアメリカ国務省は、
そう言われたときに、びっくりしたんですね。
国内の勉強会で私が挙手して尖閣問題についてしゃべると、
高名な先生方が偉そうに
「尖閣には領土問題は存在しないんだ。
きみがそういうことを言うと、問題をかえって荒げてしまうんだ」
見てください、皆さん。
今年の2月に海警法が制定されて、「
っていうことを言ってるでしょう。
この先生方は急に逃げて1人もいなくなっているんですよ、
もう中国から見ても、「日本は危機対処能力もないし、
っていう気持ちになってると思うんですね。
戦前わが国は、かつて米英に並ぶ世界3大海軍国で、
戦前わが国は、世界最大海軍の1つを形成していたのです。
海軍はまた国内的には、西洋文化の窓口として、
あるいは良識の府として存在し、
そして、
イギリス、アメリカ、米英、仏、ドイツ、米英フランスドイツ、
帝国海軍はいまだ高い敬意を払われているんです。
写真はむさしの森珈琲のふわっとろパンケーキ(岐阜市柳津)