月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

風前之桜

2012年04月03日 21時08分17秒 | 仏々相念(住職日記)

うわァ~・・・

 

今日の風、凄かったですね~

ニュースを見ると各地の凄い状況がありました。

全国に渡り・・・

 

宇和島も午前中よりず~っと暴風警報が発令されていました。

ので、自宅待機となったバスケ命の息子も家におってくれました。

昼食も皆揃っての食事となります。

「みんな~、お昼はおそばですよ~!ざるそばがいい人?」

「はーい!」って娘。

「私もざるそばがいいな~」って坊守。

「オレも!」って息子。

「オレ、温かいの!」・・・って言ったものの何か空気を感じます。

ん?・・・ひょっとして、これって皆に合わせろ!ってことか?

殺気にも似たモノを感じ、恐る恐る「あ~・・・オレもざるで・・・」って言い直すと、

「ざる4で~!」って速攻の息子の声。

やっぱりそうか・・・

いつまでも子どもでいけません。

 

そんなこんなで昼食をいただきながら外を眺めると強風に桜木が揺れます。

2,3度大きく揺れたかと思うと桜花が散りゆきます。

真っ白に霧がかかったかのように、バア~って・・・

「うわァ~、桜が~」って思わず声が出てしまいました。

 

何と儚い・・・

その儚さが分かるが故に家族で肩を寄せ合うひと時が堪らなく愛おしいのです。

 

願生れ・・・