月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

姉之御縁

2012年04月14日 22時57分47秒 | 仏々相念(住職日記)

こんなことでもないかぎり・・・

 

自然に故郷が遠くなります。

親がいればまだ帰ることもあるのかもしれません。

「皆で一緒に帰ろうか?」って心一つにして・・・

 

親がいなくなると里に帰ることもありません。

だから兄弟姉妹とも会わなくなってしまいます。

ましてや姉の嫁ぎ先となると行くこともないのでしょうか。

 

が、しかし、その姉が先立ち御縁のおはたらきとなって下さる時、皆に会えるのです。

還相の菩薩のおはたらきとなり、皆を阿弥陀さまの前に引きずり出してくださるのです。

どんな会話があるのでしょうか・・・

 

皆さん遠方です、浜松・京都・博多・・・

それぞれがそれぞれに生き抜き、御縁いただき集うのです。

苦しかったこと、辛かったこと、しんどかったこと、楽しかったこと、嬉しかったこと・・・

様々な人生を抱えながら集うのです。

辛い御縁だったけど、よかった、会えて・・・

そんな思いなのでしょうか、「こんな事でもないと会えないんです・・・」って涙混じりで・・・

 

これからもず~っと一緒です。

こちらが忘れていても忘れてくださらんおはたらき・・・

そのおはたらきに気付きながら気付きながら大切に過ごさせていただきましょう。