月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

子どものつどい~スプリング・キッズサンガ~のはなし

2012年04月08日 19時59分41秒 | ふうわりふわり(坊守日記)


今日は《とくしょうじ・子どものつどい》を開きました

8人の子どもたちがお参りしてくれました

はじめに、『らいはいのうた』のおつとめをして阿弥陀様にお参りをしました

今日は《花まつり》、お釈迦様のお誕生日です

みんな尊いいのちをいただきましたね
自分をたいせつに、家族をたいせつに、お友だちをたいせつにして、新学期もがんばりましょう!
とお話をさせていただきました


さて、次はゲーム大会!
紙風船で遊んだり、こま回しをしたり、ボートレースをして本堂を走ったり、にぎやかでした





そろそろおやつの時間…

お釈迦様の誕生会とみんなの進級お祝い会のパーティーの始まりです

昨日、ご門徒のKさんとYさんに手伝っていただいてシフォンケーキを焼きました



今日はその飾りつけをみんなでしました

いちご、バナナ、パイナップルは子どもたちがカットしました





あとは各自自由に飾りつけます

生クリーム、チョコソース、ストロベリーソース、はちみつ、チョコスプレー、粉砂糖…



それぞれにデコレーション……

このあたりからだんだん個性が現れてきますよ~

クリームたっぷりの子、あっさりフルーティーな子、いちごをきれいに並べる子、楽しいんですよ~







さあ、「いただきま~す!」
「おいしいね~」



さよならの前に、じゃんけんチャンピオンを決めて、おさがりのお菓子を贈呈しました

心優しいチャンピオンさんは、独り占めせずにみんなに分けてあげましたよ!

もう一度、阿弥陀様にお参りをして

♪さよなら~ さよなら~ またこんどの ときまで~♪


「せんせ~い、夏休みはそうめん流しした~い!」

また夏休みにね~
お楽しみに!

深山之桜

2012年04月08日 19時47分11秒 | 仏々相念(住職日記)

暖かい日中・・・

 

宇和島の桜も散り始めました。

咲き始めたかと思えばあれあれという間に満開となった今年の桜。

精神的な疲れを癒してくれる・・・そんなひと時をいただいたことです。

 

お参りさせていただいたところでこんな話になりました。

「死ぬ時は死ぬんだから・・・」

確かにそうです、私もそう思います。

どんなに身体に気を付けていようとも思わぬ事故で亡くなることもあるでしょう・・・

あまり身体に気を付けていなくても長生きすることもある・・・

死ぬ時に死ぬんであります。

 

でも、続いておっしゃるのです・・・

「できればポックリ死にたいな~」って。

切実な問題です。

生きてはいたいけど、寝付いてしまうと自分もしんどいが周りの者に迷惑を掛けてしまう。

これもまた頷けてしまいます。

 

自分の事として考える時、自分が寝付くと絶対周りの人に辛く当ってしまうことは明らかであります。

大切な人であろうと・・・

愛する人であろうと・・・

自分を愛することの深きが故に他の人々を傷付けることになるのでありましょう。

その時に「ありがとう!」って言えればいいのですが・・・

そうありたいと思うのですが・・・

恐ろしき言葉が出ている自分が見えてしょうがありません。

 

だから・・・だから・・・

身体的にも精神的にもちょっと余裕があるのであれば、今、「ありがとう!」言いましょう。

そんなことをお話ししたことです。

 

「深山隠れの桜木は、眺むる人は無けれども、花は春ごとに開くぞかし・・・」

祖父がこの季節に好んで申していた御讃題。

桜の花は、人に見られるために咲くのではありません。

自然の大きな大きな恵みをいただいているからこそ、「ありがとう!」いっぱいの輝きを咲かせるのです。

何とその輝きの美しいこと・・・

その美しさが山の美しさとなる。

一つ一つの輝きで山の色となる。

 

自分一人で生きているのではありません。

横柄になっていませんか・・・

偉くなっていませんか・・・

「あなたがいてよかった」そう思う人あれば「ありがとう!」を伝えましょう!

 

今のうちに・・・

 

その一言で、お浄土の色となる。