月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

孫之手紙

2013年03月05日 19時57分02秒 | 仏々相念(住職日記)

ヤッホ~・・・

 

虫たちも春を感じ動き始める。

そんな温かい一日でした。

土筆や緋寒桜・・・

ニュースを見ていてもそんな話題が取り上げられていました。

 

熊本ではPM2.5の影響を受けて外出制限が出されたとか・・・

啓蟄だというのに・・・

愛媛の東予地方でも一時的にそのレベルになったとか・・・

マスクでもダメならどうすればいいんでしょうね・・・

 

お参りさせていただいた村を歩きつつ、

コイツみたいなものでも野の中に土筆を見つけようとボツボツ歩いていました。

残念ながら見つけることもできませんでしたが・・・

寒いと身を屈め足元しか見つめませんが、

あたたかくなると何かを探すような余裕が出てきます。

 

先日、お参りさせていただいた松山のご門徒宅。

そこには絵を描くのが上手な小1の男のお孫ちゃんがいます。

彼が赤ちゃんの頃からいろんなご縁をいただき会わせていただいています。

会う度に大きくなっており驚きます。

彼のお爺ちゃんは4年前に御浄土に御往生なされました。

そのお爺ちゃんをご縁としいよいよ仏さまの薫りが深まっていかれます。

 

愛する夫を想い毎晩毎晩仏さまの前で泣かれたのです。

2年・・・泣かれました。

3年・・・仏さまをやっと受け入れます。

 

ただ泣かれたのではなく手に仏説阿弥陀経の御経本を開きつつ、

一言一言、目で追い口に発していかれるのです。

法名と同じ言葉に出会われ、そこを読むことが一つのよろこびになったとか・・・

あなたに会えるような気がして・・・

 

そんな日々が続くのです。

 

別にその姿を子や孫に見せようとされたのではないのです。

ただ只管に「夫のこと」を思いつつの姿だったのです。

会いたくて・・・

恋しくて・・・

でも、その背中を子や孫が見ていくのです・・・

押しつけでないその背中に何かを感じていくのです・・・

だから子どもさん家族も仏さまに向かわれるのです。

 

「じ~じ、今日も見守ってくれてありがとう!」

そう言いながらお勤めして休まれるのだそうです。

ず~っと毎日。

 

去年、迎えられたお内仏さまは立派なものでした。

「よ~お迎えになられましたね・・・」

それまでにあったお内仏さまは小さくて可愛いお厨子に入ったものでした。

それはそれでコイツの好きな感じの優しいものでしたが、

嬉しいことに今では長男さん家族がそれを受け継がれています。

 

そんなお内仏中心のご家庭。

先日お参りさせていただくと「じ~じへ」ってお手紙がお飾りになっています。

「これはK(孫)がかいてくれたものなんです。」

「え~そうなんですか~。大好きなお爺ちゃんのことを思うんですね・・・」

見せていただくと・・・

山が3つあり左右両端の山の頂上にお爺ちゃんとお孫ちゃん。

お爺ちゃんが喚ぶのです、「ヤッホ~、K」

それを受けて孫が、「ヤッホ~、ジ~ジ」

「いいですね~」ってしばらく話したことです。

 

ジ~ジは、いつも呼んでくれていました。

お母さんに叱られた時も・・・

「お~い、K!こっちこいや!」って。

温かいお爺ちゃんの布団の中に入れてもらっていたのです。

 

今もその声が聞こえるのでしょう・・・

「お~い、K!ここにおるぞ!」

御浄土からの声が聞こえるのでしょう。

「お~い、ジ~ジ!今日もず~っとありがとう!」

 

その温もりを胸に彼の今日があったことです。

 

PM2.5と花粉が合体して猛威をふるっていきそうで外出も気になりますが、

ポカポカ陽気に誘われてちょっと遠出もいいですね!