月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

意思表示

2013年03月13日 21時46分33秒 | 仏々相念(住職日記)

どっちが・・・

 

何をするのも真剣な娘。

時にはその真剣さゆえに面白く可笑しいひと時を与えてくれます。

 

お菓子対決!

ケーキ対御饅頭・・・

クッキー対御煎餅・・・

クレープ対牡丹餅・・・

等々。

 

洋菓子の時は左手、和菓子の時は右手を挙げます。

「お~、それきた~・・・」

ウ~ン、ウ~ン・・・

考えあぐねる対戦もあれば、即決の対決もある。

正直者のコイツは手を挙げる以前に既に意思表示・・・

大きな頭が既に挙げる方を示していました。

全然意識してなかったのですが娘が発見して笑うのです。

忘れたころの対戦にふっと気付くのです・・・

あっ、右に頭が・・・

一人で笑ってしまいました。

 

皆さんはどちらですか?

コイツの答え・・・発表できません。

出していただいたものを喜んでいただきま~す。

 

いつもいつも温かい御接待をありがとうございま~す。


慚愧之時

2013年03月13日 20時55分27秒 | 仏々相念(住職日記)

すいません・・・

 

今日、お参りさせていただいたご門徒のお姉さん。

人と接するとき、常に出る言葉・・・

「すいません・・・」

 

いつもこの方に会う度に思います・・・

コイツも各ありたい。

 

あなたのお陰で・・・

そんな思いが姿に見えます。

そんなお姉さんの「すいません」に支えられて立たせていただきました。

 

お昼のテレビ・・・

「若年認知症」の特集をしていました。

最近、もの忘れが酷いコイツ・・・

パッと言葉が出ず辛い思いをしているコイツ・・・

他人事ではなく食い入るように見ていました。

 

ご主人が49歳での発症・・・

数年後には症状が進んでいました。

奥様も足に癌の病を発症される。

本来であれば支えてほしい状態なのに、

その病と戦いながら夫を支えていくのです。

 

「すいません・・・」

言わずにおれません。

自分のしんどさをひた隠し接するおはたらきに出会う・・・

「申し訳ない・・・」

その時にあなたのしんどさに気付けばいいのですが・・・

今でも気付いていなのですから・・・

 

「すいません」って大事な言葉ですね。

自分の姿を・・・

自分の有様を見つめつつ・・・

 

手を合わせましょう!